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 …金持ちの父と貧乏な父だ。一人は高い教育を受け、知的レベルも高かった。
四年制の大学を二年で卒業し博士号を取得、その後もさらに高度な教育を受けるためにスタンフォード、シカゴ、ノースウェスタンと三つの大学をはしごした。
どの学校でも成績優秀だったため、授業料はすべて奨学金でまかなうことが出来たそうだ。
もう一人の父はハイスクールすら卒業していない。
二人の父はどちらも生涯を通じてよく働いた。
二人とも仕事はうまくいっていて収入も結構多かった。
それなのに、一方の父は死ぬまでお金に苦労した。
そして、もう一方の父はハワイで最も裕福な人間の一人になった。
一方の父は家族への遺産だけでなく、慈善事業や協会の活動にも何千万ドルという金を疲遺した。もう一方の父が遺したのは未払いの請求書だけだった。二人ともたくましく、人を惹きつける魅力を持ち、まわりの人に影響力を持つ存在だった。二人とも私にあれこれとアドバイスをしてくれたが、その内容は異なっていた。教育が大切であると信じている点では、二人とも共通していたが、「勉強しろ」と勧める対象が異なっていたのだ。 |
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