平成のベストセラーランキング

  1. 11位に『金持ち父さん貧乏父さん』がランクイン
  2. ニューヨークタイムスのベストセラーリストに7年
  3. 「FAKE!」がいよいよ刊行に

11位に『金持ち父さん貧乏父さん』がランクイン

平成の時代が終わろうとしている今、この30年を振り返るという企画をいくつも見かける。

何が流行ったのかを見ていくことで、どんな時代だったかをあらためて思い出そう、というものも多いようだ。

先週土曜日の日本テレビ系列のバラエティ番組『世界一受けたい授業』でも、「平成の実用書ベストセラーランキングBEST30」という特集が組まれて、11位にロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房)がランクインした。

『金持ち父さん貧乏父さん』は2013年に改訂版が出され、今では累計で221万部となっている。また、シリーズ全作を合わせると400万部を突破している。

ニューヨークタイムスのベストセラーリストに7年

ちなみに、『金持ち父さん貧乏父さん』の英語版が出版されたのが1997年4月8日、この日はロバート・キヨサキの50歳の誕生日だった。

アメリカでは当初、自費出版として出されたものが口コミでじわじわと広がっていったが、テレビのオプラ・ウィンフリー・ショー出演で人気に火がつき、ニューヨークタイムスのベストセラーリストに7年も連続ランクインしたという記録をもっている。

そして日本語版が2000年11月に出版されるとすぐにベストセラーリストに登場し、半年たたないうちに100万部を突破した。

そのころにはアメリカ以外にも「金持ち父さん」ブームは広がっていて、中国や韓国では日本より一足先にベストセラーになっていた。

「FAKE!」がいよいよ刊行に

ロバート・キヨサキは毎年、誕生日の前後に新刊を刊行しているが、今年は「FAKE!」が9日に刊行される。

「FAKE!」では、キヨサキはお金、教育、投資の分野におけるフェイク情報を指摘し、警告を発している。

それだけでなく、これから先、世界経済はどうなるのだろうか、この未曽有の危機を乗り切るために何をしたらいいのか、という疑問にも答えてくれるだろう。

「FAKE!」の日本語版は今年秋に刊行が予定されている。ご期待ください。