株価が下がると金の価格が上がる

  1. ダウ平均が800ドルの下落
  2. 金・銀こそが真の財産
  3. 対立よりも共栄を

ダウ平均が800ドルの下落

日本がお盆休みだったためかあまり大きなニュースにはならなかったが、8月の第二週、ダウ平均株価が今年最大の下落を記録した。

下げ幅は800ドル、前日に比べ3%を超える値下がり率だという。

その背景には、このところ報じられている米中貿易摩擦で先行きへの不安が生じていることがあるとみられているが、一方でトランプ大統領は、FRBが利下げ迅速に行わなかったからだとツイッターで非難をした。

金・銀こそが真の財産

このところ、米国・中国の貿易摩擦、日本・韓国間の緊張、ブレクジットなど、世界各地で対立が目立ち、関係が揺らいでいるようだ。

こうした不安もあるのか、債券市場に資金が集まったり、円が買われたり、金(ゴールド)の価格が上昇したりと、市場で資金が動いている様子も見て取れる。

こういうときに金の価格が上がるのを見ると、やはりロバート・キヨサキが言うように、金はリスクヘッジの役割を担った「本当のお金」なのかもしれない。

真の財産である「金と銀」については、10月刊行の新刊でもキヨサキは改めて触れているので、ぜひ読んでほしい。

対立よりも共栄を

日本と韓国のあいだの緊張については、日本政府が韓国への輸出規制強化を始めたことに端を発している。

これが、韓国人元徴用工訴訟を巡る問題で解決に向けた対応を見せない韓国への事実上の対抗措置であることは、7月の時点で安倍首相がはっきりと口に出していたし、さらにそこにはくすぶり続ける元慰安婦問題のことも含まれているのだろう。

だが、実際にあった歴史は消せないし、否定してみても始まらない。

現実の問題を認め、反省するところは反省し、よりよい未来を目指して隣国同士協力していったほうが、お互いのためではないだろうか。