ロバートと「金持ち父さん」チーム
Rich Dad Company は、ロバート&キム・キヨサキ、シャロン・レクターが中心となり設立された。1996年、彼らは、人々のファイナンシャル・リテラシー(お金に関する読み書き能力)の向上に寄与し、金持ち父さんのミッション(使命)を世界各地に伝える旅に乗り出したのだ。
ロバート・キヨサキ
ハワイ生まれの日系4世。ニューヨークの大学を卒業後、海兵隊に入隊。士官、戦闘ヘリのパイロットとしてベトナムに出征した。
ビジネスマンとしてのロバート
ベトナム戦争から帰還したロバートは、ゼロックス社の営業マンとして働きはじめる。1977年に会社を立ち上げ、世界初のナイロンとベルクロを使ったスポーツ用財布「サーファー・ウォレット」を発売。さらに1985年には国際的な教育会社を設立、世界の何万人という人々にビジネスや投資について教える。
1994年に自分のビジネスを売り、47才の若さで引退。
ベストセラー作家としてのロバート
ロバートの引退生活は短いものだったが、そのあいだにロバートは、公認会計士でありビジネスパートナーでもあるシャロン・レクターと共に、「金持ち父さん 貧乏父さん」を書き上げた。続いて「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」、「金持ち父さんの投資ガイド」「金持ち父さんの 子供はみんな天才」を執筆、そのすべてが、ウォールストリート・ジャーナル紙、ビジネス・ウィーク誌、ニューヨーク・タイムズ紙、eトレードドットコム、アマゾンドットコムなど、多くのベストセラーリストに登場している。
ロバートの最新刊「Retire Young Retire Rich」は、米国では2002年1月に発行され、ビジネス書のベストセラーリスト第1位に輝いた。
お金に関する教育への取り組み
ベストセラー作家となる前にロバートは、金持ち父さんが何年もかけて彼に教えてくれたお金に関する戦略を人々に伝えるため、教育用ボードゲーム「キャッシュフロー®101」を考案している。ロバートが47歳という若さで引退できたのも、このお金に関する戦略のおかげなのだ。
We go to school learn to work hard for money. I write books and create products that teach_people how to have money work hard for them.then they can enjoy the lixuries of this great world we live in.
「私たちは学校で、お金のために懸命に働くことを学ぶ。 私は、お金が自分のために懸命に働いてくれる方法を教えるために、本を書いたり、 製品を創ったりしている。私たちの暮らすこのすばらしい世界のぜいたくをみんなが楽しめるようにね。」
現在、「キャッシュフロー®101」の電子版の製作が進んでいる。これにより、経済的自由をめざす「金持ち父さんの旅」に、世界中の人々がインタラクティブに参加できるようになる。また、ファイナンシャル・リテラシーの向上に寄与し、その使命の普及をめざすRich Dadの活動にいっそう弾みがつくことだろう。2001年には、「金持ち父さんのアドバイザーズ・シリーズ」の第1弾が刊行された。この専門家チームは、「ビジネスと投資はチームスポーツだ」というロバートの信念を裏付けるものだ。