六つの教え

  1. 最も重要な六つの教え
  2. 六つの教え1~3
  3. 六つの教え4~6

最も重要な六つの教え

キャッシュフロー101や、金持ち父さんシリーズの書籍は、その根幹が「六つの教え」で貫かれている。

それらは、金持ちを目指す上で最も重要となる教えだ。

ロバート・キヨサキも著書「金持ち父さん貧乏父さん」(筑摩書房)で、

「金持ち父さんが教えてくれたことは、30年間でわずか六つだったと気付いた」

と述べている。

六つの教え1~3

1.お金のためには働かない

普通は「お金がなくなったらどうしよう」という恐怖感から、目の前の日銭を追いかけて仕事に就いてしまう。

しかし、金持ちは「お金のためには働かない」

本当に金持ちになりたければ、ビジネスを起こすなどして、自分がその場にいなくてもお金を生み出せる仕組みを作る必要がある。

つまり自分がお金のために働くのではなく、お金が自分のために働いてくれるシステムを作らねばならない。

2.お金の流れの読み方を学ぶ

金持ちになりたければお金について勉強しなければいけない。

中でもお金の流れの読み方、特に資産と負債からお金がどう流れるか、を知る必要がある。

金持ち父さんはその違いについてこう説く。

「資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金をとっていく」

一般的には、ローンを組んで物件を手に入れたら、「資産を手に入れた」と思い込んでしまうもの。

しかし実は、本質的にはローンの支払いという負債を手に入れているだけだ。

金持ち父さんは、家賃などで収入を生む「本当の資産」を買わなければいけないと説いている。

3.自分のビジネスを持つ

金持ちになる方法の一つが「自分のビジネスを持つ」ことだ。

他人のビジネス、つまり他人の会社で一生懸命働くことは、他人を金持ちにするために一生懸命働くのと同じことだ。

自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス。

それこそが「本当の資産」と言える。

ただし、いきなり会社を興すのは得策ではない。

会社の運営は容易なものではないからだ。

時間をかけて投資をし、徐々に自分のビジネスを作り上げていくのが良い。

六つの教え4~6

4.会社を作って節税する

税金についてもよく知っていなければいけない。

税金は、貧乏人には少なく、金持ちには多く課税されているように思われている。

しかし、実情は異なる。実際には、金持ちは会社を利用しうまく節税している。

個人は稼いだ収入に税金が課せられるが、会社では経費の一部を、税を払う前の収入から差し引くことができる。

つまり、会社を作れば自分の資産を守ることが可能になる。

これは合法的で最も有効な節税の方法と言っても過言ではない。

5.金持ちはお金を作り出す

「お金を貯める」のではなく「お金を作り出す」ことも重要。

そのやり方は、例えばこうだ。まず適正価格より大幅に安い価格の物件に購入の申し込みをする。

次に友人からお金を借り、頭金を払う。そして適正価格より少し安い価格で売りに出す。

買い主からもらった手続き等の費用を、友人からの借金の返済に充てる。

最終的には、売った価格から最初の購入金額を引いた分が手元に残る。

この間、実労働時間はたったの数時間だ。

ファイナンシャル・インテリジェンスがあれば、お金を貯めるより何倍も早くお金を作り出せるのである。

6.学ぶために働く

教えの六つ目は、「お金のためではなく学ぶために働く」というもの。

短期的な安定を追い求めると、長期的な、真の意味での安定が得られない。

将来金持ちになることを見据えて、そうなるためには今仕事を通じて何を学ばなければいけないのか。

そのように考えて働いていく必要がある。
金持ちになるために必要なことを広く浅く学ぶ。そのために今働く、という意識を持つべきなのだ。