所信表明演説「何よりも経済に重点を」

  • 物価高は続く
  • GDPの転落とエンゲル係数の上昇
  • 「経済、経済、経済」

物価高は続く金の店頭小売り価格は相変わらず上昇傾向がつづき、10月20日に1グラム1万500円を突破した。 「有事の金」と言われるとおり、世界情勢が不穏なこともあってドル建てで金の価格は上がっているが、それだけでなく、円安が続いてほぼ...

ビッグマック指数で日本は44位

  • 実質賃金、消費支出ともに前年同月比マイナスが続く
  • ビッグマック指数で44位に
  • 派遣法改正と消費税導入

実質賃金、消費支出ともに前年同月比マイナスが続く総務省が発表したことし8月の家計調査によると、2人以上の世帯が消費に使った金額は、前年同月と比べて2.5%減少したという。 また、厚生労働省による8月の毎月勤労統計調査によると、1人当た...

参議院選挙の投票に行こう

  • 1ドル137円に到達
  • 山際担当大臣の暴言
  • 国民の手に主権を取り戻す

1ドル137円に到達去年はたしか110円台だったドルがついに一時137円に到達し、まだまだ下がるのではないかと言われている。これは、長らく続けてきた大規模な金融緩和(=アベノミクス)の結果であることは間違いない。 さて、7月...

円安が加速する

  • 1ドル125円に
  • 輸入品が値上がりする
  • アベノミクスがもたらしたもの

1ドル125円にこのところ為替が円安に大きく振れている。 1ドル120円台をつけるのは2015年以来のことだというので、長期のドル円のチャートを改めて眺めてみた。 1971年に為替が変動相場制に移ってから現在までのチャートを見ると、1...

景気はどうなる?

  • 景気動向指数が「悪化」へ
  • 内部留保だけは増えている
  • 教育無償化と言うけれど

景気動向指数が「悪化」へ新聞などの報道によると、5月13日に内閣府が発表した3月の景気動向指数は、6年2か月ぶりに「悪化」となった。 この指数は、2016年10月から23カ月連続で「改善」となっていたが、18年9~12月は「足踏み」、...

本当に景気はいいのか?

  • 実質賃金も名目賃金も下がっている
  • 企業利益は内部留保で積み上がっている
  • 食べ物が小さくなっている

実質賃金も名目賃金も下がっている「いざなぎ超え」の好景気と言われる日本経済だが、実際には実質賃金が下がり続けている、という指摘が以前からされてきた。 実質賃金とは名目賃金とセットで使われることが多い言葉で、働いて受け取った賃金の額(こ...

紙幣はただの紙切れ?

  • 手押し車いっぱいのお金
  • 1万円札の原価は22円程度
  • 日本の人口は減少傾向

手押し車いっぱいのお金ロバート・キヨサキの著書『金持ち父さんのセカンドチャンス』には、1918年から1924年にかけてドイツでおこったハイパーインフレの際のショッキングなエピソードが紹介されている。 この時期にドイツは紙幣を大量に刷っ...

日経平均2万円を支えるもの

  • インフレ脱却はいつ可能に?
  • 株主になっていく日銀
  • 何が問題なのか

インフレ脱却はいつ可能に?日銀は7月19、20日に開かれた金融政策決定会合において、2%の物価上昇率の達成は「2019年度ごろになる可能性が高い」としたと28日に報道された。 今の異例の金融緩和政策はアベノミクスの目玉として始まったも...

日銀総資産の膨張が止まらない

  • 日銀の総資産は国のGDPに匹敵
  • 総資産の85%は国債
  • 出口はどこに?

日銀の総資産は国のGDPに匹敵6月2日の報道によると、今年の5月末時点で、日銀の総資産が初めて500兆円を突破したそうだ。この500兆円という数字は、国の経済規模を示すGDP=国内総生産に匹敵する額だというのだから、その大きさがわかる...

「戦後3位の景気回復」だそうですが…

  • アベノミクス景気が52カ月?
  • 消費は低迷、エンゲル係数は上昇
  • つまり格差が拡大しただけ?

アベノミクス景気が52カ月?4月6日付の日経新聞朝刊の第一面トップに、「景気回復 戦後3位――アベノミクスで52カ月」という見出しの記事が掲載された。 「2012年12月に始まった『アベノミクス景気』が、1990年前後のバブル経済期を...