お返しをする用意はできているか?

  1. 富の還元をコントロールする力
  2. 死後も社会貢献をし続ける
  3. 金持ちは社会貢献度を競う

富の還元をコントロールする力

ロバート・キヨサキは、金持ち父さんの投資ガイド」(筑摩書房)で、こう言っている。

「投資家には富の還元をコントロールする力」が必要だ。

富の還元とは、寄付や募金などによる慈善行為のことである。

キャッシュフロー101においても、慈善行為が重要視されていることは明らかだ。

ラットレースには「チャリティ」のマスがあるし、「夢」が書かれているファーストトラックのピンクのマスには「子供のための図書館」や「癌の研究所」などの慈善事業がそこかしこに配置されている。

「世界旅行」といった個人的に満足を得るような夢ばかりではなく、世界をより良いものにするための「夢」が多数含まれている。

死後も社会貢献をし続ける

この教えは、金持ち父さんがロバート・キヨサキに教えたことの中でも、最も重要なものだと言う。

それは、慈善行為による社会貢献からは他の何よりも大きな満足が得られるからだ。

実際、自ら設立した財団を通じ、癌研究、教会、美術館などに寄付をし続けた金持ち父さんは後年、それまになかったほどの幸福な状態になっていたという。

財団などを設立した場合は生きている間だけでなく、本人の死後にも世の中のために社会貢献をし続けることができる。

そこから得られる喜びというのは、他の何物にも代えがたい。

金持ちは社会貢献度を競う

同書によれば、社会貢献を果たしてきた大金持ちは大勢いる。

カーネギー、フォード、ロックフェラー、ビル・ゲイツも然り。

近年は金持ちが気前よく寄付をするというのは、常識のようにもなってきている。

理想の社会を追求しようとしたヒッピー世代が社会の中心に出てきており、彼らの誰もが強い社会貢献意識を持っているからだ。

そのため彼らは互いに「自分はこれだけ寄付をした」という社会貢献度を見せつけ合うようになっており、これからもそうした、金持ち同士が社会貢献度の競争をする、という流れは変わらないだろう。

例にもれずロバート・キヨサキも「人類の経済的幸福を高める」という目標を実現するために、財団を設立している。

「ファイナンシャル・リテラシーのための財団」だ。

この財団はファイナンシャル・リテラシーを教育するための組織を支援する非営利団体。

ロバート・キヨサキは、製品の販売を通じて得た喜びを、この財団を通じて今も還元し続けている。

そして彼が亡くなった後もその財団がこの先ずっと、社会貢献を続けていくだろう。