学校の勉強よりお金の学習
「子供に経済的に豊かな生活を送らせたいのなら、いい教育を与えるのではなくお金を管理する方法を身に付けさせることが最も重要である」
これが、「金持ち父さんの子供はみんな天才」(筑摩書房)におけるロバート・キヨサキの主張だ。
キャッシュフロー101でも、医師であろうが教師であろうがトラックの運転手であろうが、金持ちになることができる。
つまりゲームにおいても、決して高等な教育を受けることが金持ちへの道につながっているわけではないという主張が貫かれている。
同書に掲載されている米国健康教育福祉省発表のデータによれば、「65歳のアメリカ人100人のうち金持ちは一人、快適な生活を送っている人は4人、まだ働いている人は5人、政府や子供からの援助を必要としている人は56人、残りは亡くなっている」のだという。
一般的な学校教育を受けてきた人たちの人生が、晩年に差し掛かってこのように経済的に厳しい状態に置かれているということを考えると、やはり根本的にお金に関する教育が不足していると指摘せざるを得ない。
金持ちへは起業あるのみ
また同書では、00年8月16日付「USAトゥデイ」紙の引用記事「100万ドルを稼ぎ出すための七つの方法の成功率」も紹介している。
その引用が以下のデータだ。
スモールビジネスを所有する…1000分の1
働いていたドットコム会社の株式が公開される…1万分の1
毎月800万ドルを30年間貯め続ける…150万分の1
テレビのゲーム番組で優勝する…400万分の1
カジノのスロットマシンで大当たりする…600万分の1
宝くじに当たる…1200万分の1
100万ドルを相続する…1200万分の1
お金の勉強を手助けする
前頁のデータを見れば一目瞭然だが、子供を金持ちにさせるには、子供自身が自らビジネスを起こしてそれを成功させるしかない。
それが一番手っ取り早く確実な方法なのである。
そして、それを実現するためには当然お金に関する勉強が必要となるだろう。
つまり、子供を金持ちにしたいという時あなたがすべきこととは、子供がお金に関する勉強を存分に受けられるよう、その手助けをすることなのである。