より多くの人の役に立ちたい
起業したいと考える人は、野望を持っている。
ひとたびビジネスがうまくいけば、それを大きくしたいと考えるのは当然だ。
ビジネスが大きくなれば、より多くの人の役に立てるからだ。
ビジネスを大きくするためにはどのようなやり方があるだろうか。
ビジネスが成功したということは、B-Iトライアングルをうまく作り上げることができたことを意味する。
そこで、ビジネスを大きくしたい起業家はまず、B-Iトライアングルを複製することを考える。
たとえば、レストランをチェーン店としてもうひとつ作るといったケースだ。
フランチャイズ、上場、ライセンスビジネス
ほかにもビジネスを大きくする方法がある。
たとえばフランチャイズだ。
レストランのチェーン店を自分でやるのではなく、やりたい人を募ってビジネスのノウハウを教えるというやりかただ。
会社を上場し、株式を公開するというやりかたもある。
これは会社自体を大きくすることを目的に、市場で資金を調達することになる。
ライセンスビジネスという道もある。
新たな戦略をもったパートナーと手を組み、自分たちの製品を生産し販売する許可を与える。
キヨサキの会社がとったのはこの形だった。
どこまで大きくするのか
どこまでビジネスを大きくするかという判断も大事だ。
会社を上場し株式公開すると資金調達は容易になるが、こんどは株主の意向に経営が左右されることになる。
そのために、あえて株式公開しない企業もある。
ビジネスをある程度の大きさにとどめて、より強い体質へと変えていくことを選んだと言えるだろう。
あなたがよく利用している製品やサービスを提供している企業は、どんな道をとっているだろうか。
そうした目で眺めてみると、いままでに気がつかなかったことが見えてくるかもしれない。