悪の枢軸国はどこか?

  1. ホワイトハウスで踊るSANAE
  2. キューバで全国規模の停電
  3. イスラエルはレバノンにも侵攻
  4. トランプはイランと交渉したい?

ホワイトハウスで踊るSANAE

3月21日、高市首相がアメリカから帰国した。

テレビやラジオでは、大過なく訪米を終えたとして評価する声が大きいが、ネット上で内外の反応を見るとだいぶ違った見方が広がっているようだ。

握手を求めたトランプ大統領に飛びつくように熱い抱擁で応じ、互いに腰に腕を回して歩き、バイデン元大統領を馬鹿にするトランプに同意を示し、ホワイトハウスの夕食会では一人ノリノリで踊る。

そういった彼女のふるまいがホワイトハウスのHPに掲載され、注目を集めるとともに物議をかもしている。

記者会見では、トランプ大統領からパールハーバーのジョークを出されても切り返すことができずに終わったようだ(英語が聞き取れていなかったのではという指摘もある)。

加えて、アメリカに対して何を約束してきたのかがよく分からないままだ。

アメリカの要請に応じて自衛隊の海外派遣が出来るように改憲を早急に進めますと確約してきた可能性さえあるが、そのあたりはおそらくこれから徐々に明らかになっていくのだろう。

キューバで全国規模の停電

官邸のHPにはなぜか記載されていないようだが、高市首相は「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」とトランプ大統領を称賛した。

しかし現実はどうだろう。

アメリカは今、世界のあちこちで「力による現状変更」をくわだてているとしか言いようがない。

1月のベネズエラ大統領の拉致に続き、2月末にイランに侵攻したあと、こんどはキューバの石油供給網を遮断することで、全国規模の停電を引き起こしている。

AP通信によるとキューバでは「救急車が緊急時にも燃料不足で出動できず、病院など主要施設も停電している。航空機の燃料不足で必須医療物資を運ぶ航空便の運航も停止した」とのこと。

何の落ち度もない国に対してこの悲劇をもたらした元凶であるトランプ大統領はこう述べた。

「私がキューバを手に入れる栄光をあずかることになると信じている。解放するにせよ、手に入れるにせよ、私は何でも好きなことができると思っている。キューバは今、非常に弱体化した国家だ」

にわかに信じがたいが、まるでアニメや戦隊ものに出てくる悪の組織のボスが口にしそうな台詞ではないか。

イスラエルはレバノンにも侵攻

一方、イスラエルは隣国レバノンへの侵攻をさらに進め、村落を破壊しては自国の軍用地にしていると報じられている。

これは、パレスチナのガザ地区やヨルダン川西岸地区で、イスラエルが建国以来長年続けてきてエスカレートしているのと同じ、武力による「土地泥棒」だ。

その行為には何の正当性もないし、本来であれば国際社会が強く批判すべきもののはずだ。

そうやって土地と生活と命を奪いながらも、ネタニヤフ首相は、イランに攻撃されている我が国を西側諸国は助けるべきだ、と会見で呼びかけている。

イスラエルのこうした行為に対する国際社会の批判はこれまでも十分には高まらないまま来たし、今回のイラン侵攻では日本政府もイランだけを批判した形になっていることは覚えておきたい。

これではイスラエルとアメリカの蛮行を止めることは出来ないし、いったん止めたとしても、何度でも再燃することになる。

イランが停戦に応じる姿勢を安易に示さないのは、それが身に染みてわかっているからだろう。

トランプはイランと交渉したい?

いま、多くのタンカーがホルムズ海峡で足止めされ、ガソリンや重油をはじめとしてLNGやナフサやヘリウムなど、各種資源の世界的な逼迫が目前に迫ってきた。

イスラエルとアメリカが始めた戦争が、世界の83億人の首を絞めている格好になっているのが現状だ。

もちろん我々日本人も例外ではない。

ネタニヤフ首相にそそのかされて(一説にはエプスタイン問題で脅されて)イラン攻撃を始めたと言われているトランプ大統領だが、どうやらこの事態を終わりにしたがっているようにも見える。

イランにはすでに勝利したと言ってみたり、イランの有力者と交渉をしていると言ったり、あるいはこの戦争に踏み切ったのは自分ではなくヘグゼス長官だと発言したりしている。

新たな情報が出るたびに原油価格や株価が変動するので、トランプ大統領にごく親しいあたりがインサイダーで巨額の儲けを生みだしているという指摘もある。

しかし戦闘を終わらせたいという態度を示す一方で、米軍は上陸部隊をイランに向けて送っており、今週末には現地に着くという。

はたしてアメリカの停戦は本気なのか。

それともベトナム戦争のように泥沼化していくのだろうか。

そして、イスラエルはどう動くのだろうか。

とにかく世界は平和であってほしいと強く願う。