ビジネスのパートナーシップは結婚のようなもの
ロバート・キヨサキは、ドナルド・トランプとの共著『黄金を生み出すミダスタッチ』(筑摩書房刊)のなかで、起業家やビジネスパーソンにとって大事な5つの教えについて語っている。
そのなかにあげられているビジネスにとって大事な5つの要素の一つが、人間関係、つまりパートナーシップだ。
キヨサキはパートナーシップについてこう言っている。
「ビジネスのパートナーシップは結婚のようなものだ。正しいパートナーシップを選べば天国になりえるが、間違ったパートナーシップを選べば地獄になる。」
では、正しいパートナーシップに必要な要素とは何だろうか。
パートナーシップに必要な3種類の人たち
最高のパートナーシップには、3つの異なる種類の人が必要だとキヨサキとトランプは言う。
それは次の3つだ。
1夢想家(ドリーマー)
2ビジネスパーソン
3いやな奴
「夢想家」はバラ色の未来を見ることができる人。
「ビジネスパーソン」は計画通りにものごとが進行するように取り仕切ることができる人。
「いやな奴」は番犬のような役目で、人を信用せず、何事も疑ってかかる人。
あなたはどれにあてはまるだろうか。
うまく行かない時のことも考えておく
実は、すぐれた起業家やビジネスパーソンは、これら3つの要素をあわせもっている、とキヨサキは言う。
つまり、バラ色の未来を描きながら、それに向かって着々と仕事をこなし、その仕上り具合を厳しい眼で見ることができるのだ。
はたして、そうした3種類の要素を兼ね備えた人物に、だれもがなれるだろうか。
もし、この3つの要素のうち、どれかが欠けていても、その要素を持って補ってくれるようなパートナーを見つければいい。
ただし、キヨサキが言うとおり、ビジネスのパートナーシップも結婚のようなものだから、すべてがうまく行くとは限らない。
うまく行かないときにどうするかを考えた上で、パートナーを選ぶことも大切だ。
あなたにはどんなパートナーが必要だろうか。