B-Iトライアングルとは何か1

2012年3月1日

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起業家に必要なもの

意外に思う人もいるかもしれないが、ロバート・キヨサキの『金持ち父さんの投資ガイド上級編』(筑摩書房刊)の後半には、起業について重要なことが書かれている。

金持ち父さんは、起業こそが究極の投資の形であり、ビジネスがわからなければ投資家としてもいい成績を上げられないと考えていたからだ。

ここで詳しく紹介されているのがB-Iトライアングルであり、金持ち父さんが彼に重要な事項として教えてくれたものだ。

まずはB-Iトライアングルの図を見てほしい。

この図の外側をかこんでいるのは、使命とチームとリーダーシップという3つの柱だ。

ビジネスを立ち上げる際には、使命がなくてはならないし、金儲けだけが目的でそれ以外の使命がないと、新規立ち上げのつらい時期を乗り越えることはできない。

ビジネスが生き延びて大きくなるためには、金儲けだけでなく、消費者のニーズに応えるという使命が不可欠だと金持ち父さんは教えた。

例えば、自動車王ヘンリー・フォードは、自動車が大衆にも手に入るようにしたいという強い願いをもっていた。

使命がはっきりしていて起業家がそれに忠実であればあるほど、他の人にも伝わりやすくなり、そのビジネスが受け入れられるスピードが速くなる。

あなたが立ち上げたいと思っているビジネスは、金儲け以外の使命をもっているだろうか。

金持ち父さんはよく「ビジネスはチームスポーツだ」と言っていたし、「投資はチームスポーツだ」とも言っていた。

私たちは学校でテストを受けるとき、人の力に頼らず、自分だけで問題を解くように言われる。

だが、実社会に出てみると毎日がテストであり、人の力をいかにうまく借りることができるかで成果が決まる。

だからこそ、よいチームを作ることが成功のカギとなる。

あなたはよいチームを作ることができているだろうか。

チームを作っても、それが目標達成のためにうまく動いてくれなければ役に立たない。

そこでもう一つの柱であるリーダーシップが必要になる。

リーダーの仕事は、ほかの人の力を最大限にひきだすことであり、自分自身がチームで最高の人間になることではない。

そのためには、人の意見に耳をかたむけることが欠かせない。

また、リーダーシップを身につけるためには、できる限り進んでリーダーとなることが大切だ。

あなたはリーダーシップを身につけているだろうか。