女性に投資家になることをすすめる6つの理由
キム・キヨサキは、経済的自立のために女性も投資家になるべきだと言い、次の6つの理由をあげている。
・理由1 統計が示しているから
・理由2 依存せずに自立できるから
・理由3 ガラスの天井がないから
・理由4 収入に制限がないから
・理由5 自尊心が高まるから
・理由6 自分の時間を自由にコントロールできるから
知っておきたい統計
キムが挙げている6つの理由のうち2から6までは、一見して、キムが強く望む自由にかかわることだとわかる。
つまり、経済的、社会的、精神的、時間的に、さまざまな枠組みから自由になれることを示している。
では、理由1の「統計が示しているから」とは何かを見ていこう。
アメリカでは-
・50歳以上の女性のうち47%が独身である。
・女性の退職時およびその後の収入は男性より少ない。
・結婚した夫婦のうち50%は離婚する。
・離婚した最初の年、女性の生活程度は平均して73%低下する。
・女性は平均して7年から10年、男性より長生きすると予測される。
・1948年から1964年の間に生まれた女性は、貯蓄や年金では生活費をカバーできないため、少なくとも74歳まで労働市場にとどまる可能性が強い。
・経済的に困っている高齢者のうち、4人に3人は女性であり、そのうち80%は夫が生きている間は経済的に困っていなかった。
・10人の女性のうちおよそ7人はいつか貧困生活を経験する。
お金について話をしよう
つまり統計が示しているのは、中高年の女性は貧困に陥りやすい、ということだ。
もちろん、これはアメリカの統計であり、日本にそのままあてはまるわけではない。
だが、日本の女性も男性と比べて経済的に恵まれているわけではないことを知っておいたほうがいいだろう。
男性も、これは女性だけの問題だと考えずに、パートナーの女性とお金や投資について話し合ってみてはどうだろうか。
女性に収入があることは、女性にとってだけでなく、パートナーの男性にとってもいいことに違いないから。