「キャッシュフロー」から何を学ぶか

  1. 「金持ち父さん貧乏父さん」で行動を開始
  2. 「キャッシュフロー」ゲームで決断力がつく
  3. 「キャッシュフロー」ゲームで視野が広がる

「金持ち父さん貧乏父さん」で行動を開始

「金持ち父さんのサクセス・ストーリーズ」(筑摩書房刊)のなかに、トム・ウィールライトという公認会計士が登場する。

彼は、リッチダッド・カンパニーのビジネスパートナーで、アドバイザーシリーズの著者でもある。

大学で税制を学んで修士号をもち、公認会計士としても経験豊富だ。

だが、彼自身が経済的自由への道を進み始めたのは、そうした専門の資格を通して得た知識のおかげではない。
たまたま出会った「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで金持ち父さんの教えにほれ込み、そこから行動を開始したのだという。

「キャッシュフロー」ゲームで決断力がつく

トムとビジネスパートナーのアン・メイシスは、「キャッシュフロー101」をすることでビジネスの決断が速くなったという。
オポチュニティーカードを引くたびにリスク評価をするので、頭の訓練ができるし、おかげで冒険が恐ろしくなくなったそうだ。

トムのオフィスでは、従業員を集めて「キャッシュフロー101」のゲーム会を定期的に行っている。
いまでは、従業員もこれまでの投資信託や401(k)をやめ、不動産投資やそのほかの投資を始めている。
他の人とゲームをして、金持ち父さんの考え方をさらに広めている人もいる。

「キャッシュフロー」ゲームで視野が広がる

トムはクライアントと一緒に「キャッシュフロー101」をすることに決めているという。
ゲームをすることで、そのクライアントがお金や投資についてどのような考えをもっているかがよくわかるからだ。

さらに、会計の基本、税金対策、お金の管理、投資などについてクライアントの視野を広げるためには、このゲームが最適だと考えている。
トムとアンはすでに、不動産投資や石油会社への投資を行っているし、会計事務所を全国展開したいと考えている。

金持ち父さんの教えと「キャッシュフロー」が、彼ら自身の視野を予想もしなかったほど大きく広げたのだ。