自分自身のサクセス・ストーリーを描こう

  1. 「今すぐ行動しよう」
  2. 自分にぴったりの方法は自分で見つける
  3. 失敗を恐れない

「今すぐ行動しよう」

「金持ち父さんのサクセス・ストーリーズ」(筑摩書房刊)は、金持ち父さんシリーズの中でもちょっと変わったものになっている。

これは、ロバート・キヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだ人たちが、いかに金持ち父さんの教えに従って実際に行動したかを一冊にまとめたものだ。

この本のなかに登場する25人は、小学生から公認会計士まで、年齢や職業はさまざまだし、彼らが手にした成果もそれぞれ違っている。

彼らに共通しているのは、ロバート・キヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだこと。

そして、この本の最後に出てくる「今すぐ行動しよう」というキヨサキの呼びかけに答えて実際に行動したことだ。

自分にぴったりの方法は自分で見つける

キヨサキはこの本の前書きで、次のように言っている。

「『金持ち父さん』シリーズの目的は、金持ちになるための特定の方法を教えることではなく、読者が人生における可能性を広げることにある。」

「金持ち父さんは何年も前に、金持ちになる方法は数限りなくあると言った。自分にぴったりの方法は自分自身が見つけなければならないと。」

「本書に登場する人々は、金持ち父さんから学んだことを使って、経済的に成功するための自分自身の方法を見つけた。
彼らは、次に何をしたらいいか、誰かが教えてくれるのをただ待っているような人たちではないのだ。」

失敗を恐れない

「金持ち父さん」シリーズを読んで、著者がいかに運が良かったか、いかにうまく金儲けをしたかを自慢しているだけだと言う人がいる。

だが、このシリーズをそんなふうに思って読むのは残念なことだし、あまり正しい読み方だとはいえないだろう。

キヨサキ自身も繰り返し言っているように、このシリーズにはキヨサキがいかに失敗を繰り返しながら経験を積み、経済的自由を手にしたかが書かれている。

あとから来る人たちに、自分の体験を失敗を含めて語ってくれているのだ。
キヨサキが正直に語った失敗談から学べるものは多いはず。

ぜひあなたも、そこから学んだものを生かして、自分自身のサクセス・ストーリーを描いてほしい。