いま世界が直面していること

  1. 「金持ち父さんの予言」で語られたこと
  2. 8つの大きな変化
  3. ウォール街と大企業のゆくえ

「金持ち父さんの予言」で語られたこと

アメリカで2002年に出版され、日本では2004年に出されたロバート・キヨサキの「金持ち父さんの予言」(筑摩書房刊)という本がある。

これから経済的な嵐がやってくるから、生き延びるための方舟を自分で作ろう、という内容の本だ。

この本の中でロバート・キヨサキは、世界を襲うかもしれないパーフェクト・ストームについて語っている。

つまり、これから大きな変化がいくつもやってきて、世界中の人々を経済的に巻き込むだろうというのだ。

この時点でロバート・キヨサキは、どんな大変化を予想していたのか。

また、それは今、どれくらい現実になっているのだろうか。

8つの大きな変化

キヨサキが予想した大きな変化は以下の8つだ。

変化その1 何百万人という人が、年をとってから貧困状態のまま放置される

変化その2 医療費がさらに上がる

変化その3 テロリズムが広がる

変化その4 今、世界で2番目の経済大国である日本が金融崩壊と不況の入口に立っている

変化その5 中国が世界最大の経済大国になる

変化その6 世界の人口が高齢化し続ける

変化その7 ウォール街が時代遅れになる

変化その8 大企業が人々の信頼を失い、衰えつつある

ウォール街と大企業のゆくえ

キヨサキが2002年に予想した8つの変化は、どれも今、現実のものになろうとしているように思える。

に注目したいのは最後の二つだ。

「変化その7 ウォール街が時代遅れになる」

「変化その8 大企業が人々の信頼を失い、衰えつつある」

いまアメリカやヨーロッパ、日本で起こり始めていることは、まさにこういうことではないだろうか。

広がりゆく金融危機、アメリカで続く銀行の倒産、日本でも水面下で進む抗議行動や不買運動…。

だが、テレビや新聞だけで情報を得ている人には真実は見えてこない。

広くアンテナを張って世界の流れを読み取り、経済的な嵐を乗り切ろう。