みずほ銀行のATMでトラブル発生
大きく報道されているが、2月28日日曜日の昼頃、みずほ銀行のATMで、現金の引出しができないだけでなく、通帳やキャッシュカードも戻ってこないというトラブルが発生した。
幸い翌日には解消されたようだが、みずほ銀行をメインバンクにしていて手元にあまり現金のなかった人は、ちょっと焦ったのではないだろうか。
これは、現金に頼っているからこそのトラブルで、電子マネーやキャッシュカードなどをメインにしていれば問題ないのだろうか。
しかし、もし、それらのシステムで大きなトラブルが起これば、あるいは大規模な停電などの事態が起これば、今回よりもさらに悲惨なことになるのかもしれない、と考えてしまった。
日経平均が1200円の大幅下落
その2日前の2月26日には、日経平均株価が28966円で終わり、前日の終値と比べて1202.26円(3.99%)の大幅ダウンとなった。
マスコミはこれを大きく報じたが、昨年12月末の終値27444円と比べると、2ヶ月で5.5%のプラスとなっている。
考えてみれば、コロナと原油安のショックで急落した2020年3月半ば頃の日経平均最安値が16552円だったから、ほぼ1年で75%も上昇したことになる。
数字を確認してみると、改めてこの1年の株価の変動の大きさに驚く。
大卒初任給は上がらないが物価は上がっている
「日本の平均年収は約405万円、433万円の韓国より低い」という情報がネットで話題になっていた。
日本はいつからか賃金を上げない国になったようで、大卒の初任給の平均が1993年に19万円を超えたあたりから約30年、ほぼ横ばいと言っていい状態だ。
これではいくら2%のインフレターゲットなどと言っても、何も起こらないだろう。
ちなみに、国立大学の学費は、1975年には年額3万6000円だったのが、昭和が終わる1988年には30万円、今世紀の初め2001年には49万円と、急上昇してきた。
また、ここ数年は、食品などの値段を上げずに内容量を減らして実質値上げしているのではないか、という指摘も増えている。生活が苦しいと感じる人が増えるのも当然だ。
お金っていったい何だろう?そして日本はどうなっていくのだろう?