お金の主人になるか、奴隷になるか

  1. 自分の財政状態の責任はだれがとるのか
  2. 人はお金と無縁ではいられない
  3. お金について学ぶ

自分の財政状態の責任はだれがとるのか

ロバート・キヨサキの最新刊『金持ち父さんの21世紀のビジネス』(筑摩書房刊)の冒頭に印象深い言葉がある。

「自分の財政状態に対する責任は自分でとろう。それがいやなら、これから一生、他人からの命令に従うことをよしとしよう。」

「人はお金の主人になるか、奴隷になるか、二つに一つだ。どちらを選ぶかはあなた次第だ。」

これは、キヨサキのこれまでの本にも共通するメッセージだ。

人はお金と無縁ではいられない

この世に生まれた人間は、だれもが等しくお金を使う。

お金に縛られるのがいやで、自給自足を目指して果敢に挑戦する人もいる。

だが、食糧はなんとか自分で作れたとしても、結局は医療や教育といった面でお金の必要が出てきてしまう。

今の世の中でまったくお金と無縁で生きるのは、ほぼ不可能だと言ってもいいだろう。

お金に無関心でいるとコントロールを失い、お金に支配されて奴隷となってしまう。

どうやってもお金とつきあわなければいけないのなら、むしろお金の主人となったほうがいい。

お金について学ぶ

お金の主人になるためにはお金について学ぶ必要がある。

キヨサキはそのことをずっと言ってきたし、本を書いてファイナンシャル・インテリジェンスの重要性を訴えてきた。

お金について学ぶことは、今を生きるために必要な最低限の知識だと言えるかもしれない。

まずは自分の財政状態を把握して、これからの人生にとって賢い選択をしよう。