起業家になるとはどういうことか

  1. 従業員と起業家の違い
  2. 起業家になるのはサナギから蝶になるような大変化
  3. 従業員から起業家になるとこう変わる

従業員と起業家の違い

あなたはいま従業員として働いているが、いずれ起業して自分の会社を持ちたいと夢見ているかもしれない。

では、従業員と起業家はどこが違うのだろうか。

ロバート・キヨサキの「金持ち父さんの起業する前に読む本」(筑摩書房刊)を開いてみよう。

キヨサキはベトナム戦争から帰還して、ゼロックスでセールスの仕事につき、数年で優秀なセールスマンとなった。

ゼロックスをやめて本格的に起業するその日、キヨサキの心の中は希望よりも不安でいっぱいだったという。

翌日から給料がもらえないとわかっていたからだ。

起業家になるのはサナギから蝶になるような大変化

もちろん従業員と起業家の違いは給料がもらえるかどうかだけではない。

従業員が企業家になるのは、いわばサナギが蝶になるような本質的な変化だ。

ものの見方、考え方までも大きく変わることになる。

ゼロックスをやめて本格的に起業したその日に、キヨサキのものの見方は貧乏父さんの見方から金持ち父さんの見方へと変化したという。

その一部を紹介しよう。

従業員から起業家になるとこう変わる

安全を求める → 自由を求める

安定した給料を求める → 偉大なる富を求める

依存に価値を見出す → 独立に価値を見出す

他人のルールに従う → 自分でルールを作る

命令を受ける → 命令を与える

「それは私の仕事ではない」と言う → 百パーセント責任を持つ

他人の会社の社風に自分を合わせる → 会社の社風を決める

世界が抱える問題について文句を言う → 世界を変える努力をする

問題を避ける → 問題を見つけてビジネスチャンスに変える

つまりは失敗を恐れず、自分の道を自分で決め、自由を求めて生きることだ。

起業家になることがどういうことか、イメージできただろうか。