目標を達成するためのプロセス
金持ち父さんはこう言った。
「ゴールは大事だ。だが、ゴールにたどり着くまでのプロセスの方がもっと大事だ」
(「金持ち父さんの起業する前に読む本」(筑摩書房))
億万長者になりたいか?と聞けば、たいていの人は手を挙げるだろう。
つまり、億万長者になるという目標は持っている。
必要なのは、その目標を達成するためのプロセスを選ぶことだ。
金持ち父さんは、ゴールよりプロセスの方が大事な理由は、プロセスによって、ゴールを達成するまでにどんな人間になるかが決まるからだと述べている。
そして金持ちになるプロセスの例として、次のものを挙げている。
様々なプロセス
1.遺産を相続する
遺産を相続して金持ちになるのは確かに可能だ。
だが、遺産を相続しようと決めて、あなたを喜んで養子に迎えてくれる金持ちを探すのは難しい。
2.財産目当てに結婚する
これも可能ではあるが、お金のために身も心も売るような人間になってしまう。
3.けちに徹する
けちに徹して金持ちになることは可能だが、問題は金持ちになっても、けちでしみったれた人間であることに変わりないことだ。
世の中の人は金持ちでけちな人が大嫌いだ。
4.ペテン師になる
たとえ金持ちになってもペテン師であることは変わらず、同じようなペテン師しか友達にもてない。
正直な金持ちはいかさまをやる金持ちが大嫌いだ。
5.運に頼る
金持ちになるために運に頼る方法はたくさんある。プロの運動選手や映画スターのように、人並み以上の才能に恵まれているのもその一つだし、ただタイミングよく、いい場所に居合わせるのもそうだ。
ただ、問題はそうやって手に入れたお金を失った時、それを取り戻すのにまた運に頼らなければならない。
6.賢い起業家になる
金持ちの起業家になるためには、賢い起業家になる必要がある。
このプロセスで金持ちになるには賢くなる必要があり、賢くなることこそ、金儲けよりずっと大事なことだからだ。
たとえお金を損したとしても、このプロセスはそれを取り戻し、さらに賢くなる方法を教えてくれる。