お金を借りてお金を稼ぐ
お金というと、私たちはつい、「自分で働いて稼ぐもの」だと思いがちだが、金融機関などから借りることもできる。
借りたお金を消費に使ってしまうとそのまま消えてしまうが、そのお金を働かせて新たにお金を生むことができれば、お金は増えていく。
借りたお金(元金)はいずれ返さなければならないし、借りている間の利子も払わなければならない。
だから返済する金額よりも多くを生み出すような、ビジネスなり投資なりを見つける必要がある。
利率はどのくらい?
お金について考えるとき、ひとつ目安になる数字が、「利率」とか「金利」「利回り」などと言われるものだ。
銀行にお金をあずけると、定期預金の金利がいま、高くてネット銀行の0.2%、低いと都市銀行の0.002%くらいだ。
逆に借りるときに支払う金利は、住宅ローンや投資用アパートローンなど担保をとった融資の場合は低くて0.5%くらいから高くて3%~4%台くらいだろう。
ちなみにクレジットカードのリボ払いだと支払っている利率が実質15%くらいになることは、しっかり頭に入れておきたい。
どこで借りる?
物を仕入れて売るなら、仕入れと売値の差額が儲けになる。
それと同じで、借りたお金で生み出す儲けの「利回り」と、借りたお金に支払う「金利」の差が、儲けになるわけだ。
ただし、銀行などからその事業や投資のためのお金を貸してもらえるかどうか、というのもひとつのネックとなる。
株式投資をする資金を貸してほしいといっても、銀行はOKとは言わないだろうが、開業資金や不動産投資なら貸してくれるかもしれない。
都市銀行、地銀、信用金庫、政府系機関など、事業計画をもって何か所もあたってみるのがいいだろう。