ぜいたく品は資産に買ってもらう

  1. 今いちばん欲しいもの
  2. 収入と支出、資産と負債
  3. 資産が買ってくれる

今いちばん欲しいもの

あなたが今いちばん欲しいと思っているものは何だろう。

高級車だろうか、広くて豪華な家だろうか?

高級ブランドの洋服やバッグや靴だろうか?

あるいは、家族や友人と出かける海外旅行だろうか?

それとも、会社をやめて働かずに自由気ままに暮らす、というぜいたくだろうか?

何が欲しいとしても、それを手に入れるためにはお金が必要になる。

そのお金はどうしたら手に入るのだろう。

収入と支出、資産と負債

ぜいたく品を手に入れることを目標に、こつこつ貯金をするのもいいだろう。

私の友人も、旅行のため、マンションの頭金を作るためと決めて、毎月の収入からいくらかずつ積立貯金をしている。

そうすることで計画的にお金を使うようになって支出を抑えられるし、実際に目標額になると達成感があると喜んでいる。

たしかに、いい方法かもしれない。

だが、ロバート・キヨサキが実践している方法とはちょっと違っている。

キヨサキは、自分がほしいぜいたく品を手に入れるのに、収入と支出の部分からではなく、資産と負債の部分からお金を生み出す。

どういうことだろうか。

資産が買ってくれる

キヨサキは、たとえば高級車が買いたくなったら、それを自分の資産に買ってもらうと言う。

つまり、自分の収入からためたお金でぜいたく品を買うのではなく、まずはさらなる収入を生み出す資産を手に入れ、その新たな収入でぜいたく品を手に入れるのだ。

キヨサキが広い家や何台もの車を所有するようになったのは、十分な資産を手に入れてからだった。

それまでは、そうしたぜいたく品を手にすることはなかったし、ビジネスを築こうとして車に寝泊まりしていたことさえあったという。

まず資産を手に入れてぜいたく品はその資産に買ってもらうというキヨサキの考え方と、まずぜいたく品を手に入れてローンで支払いを続けていくのと、あなたはどちらがいいと判断するだろう。