キヨサキからのアドバイス
ロバート・キヨサキの『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)は、2つの部分に分かれている。
前半の「教えの書」は、キヨサキが金持ち父さんから学んだこと、そして彼自身がその教えをどうやって実現していったかについて書かれている。
後半の「実践の書」は、金持ちになりたい読者に向けて、どのように考えてどう行動すれば良いか、アドバイスをまとめたものだ。
その2番目の章「実践その2 スタートを切るための10のステップ」でまず彼が強調しているのは、精神の力、なぜそうしたいのかという強い目的意識を持つことだ。
あなたは金持ちになりたいと強く思っているだろうか?もしそうなら、なぜそうしたいのか、じっくり考えたことがあるだろうか。
あなたがやりたくないことは?
キヨサキは、強い目的意識を持つためにまずすべきことについて、アドバイスしている。
それはまず、「自分がやりたいこと」と「やりたくないこと」のリストをつくってみることだと彼は言う。
「やりたいこと」のリストを作るのはすぐ思いつくが、「やりたくないこと」のリストも実は重要だ。
なぜなら、お金があれば、「やりたくないこと」をやらずに済ませることができるからだ。
このことは、あなたの人生にとって大きな意味をもつのではないだろうか。
一生雇われて働くのは嫌だ
キヨサキは、「やりたくないこと」のリストから作ってみたと言う。
彼の場合は、一生雇われて働くのは嫌だ、というのが一番の理由だった。
あなたはどんな理由で金持ちになりたいと思っているのだろうか。
是非一度、時間をたっぷり取って、「やりたいこと」と「やりたくないこと」のリストを作ってみよう。
金持ちになる方法について具体的に考えるのは、それが済んでからにしよう。