キャッシュフローゲームで学ぶこと

  1. 新年の誓いをたてる
  2. ラットレースを抜けるために
  3. ゲームシートにリアルな金額を書いてみる

新年の誓いをたてる

ロバート・キヨサキは『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』(筑摩書房刊 改訂版あり)のなかで、新年の誓いのエピソードを紹介している。

キヨサキはある年の初めに「経済的自由を得て早くに引退する」という大きな目標を立て、それをほぼ10年かけて実現し47歳で引退したというのだ。

キヨサキがどうやって経済的自由を得たのか、知りたいという人は多いだろう。

それこそがまさにキャッシュフローゲームに込められていることであり、金持ち父さんの教えでもある。

このゲームで学ぶべきこととは、どういうことなのか見ていこう。

ラットレースを抜けるために

キャッシュフロー101では、まず決められた職業で働き、ペイチェック(給料)を受け取ってラットレースを回るところから始める。

ラットレースを回っていると、結婚したり子供が生まれたり、レジャーにお金を使ったりといろいろお金が必要になり、なかなか金銭的な余裕はできないままだ。

そこで株式や小さな不動産などを売買してキャピタルゲインで手元の現金を増やし、キャッシュフローをもたらしてくれる不動産やビジネスを獲得していく。

段階的にその規模を拡大していくことで不労所得が生活にかかる金額を超えたら、あなたはラットレースから抜けて経済的自由を得たことになる。

ゲームシートはその過程を経理的に記録し確認するもので、これはまさにあなたの経済状態をそのまま写しだす財務諸表となっている。

ゲームシートにリアルな金額を書いてみる

このゲームはまさに、お金についての私たちの現実を写し取ったものだと言えるだろう。

試しに、このゲームシートにあなたの現在の給与や預貯金など、リアルな数字を円単位で書き込んでみると、にわかに現実が見えてくる。

あなたがラットレースを抜け出すためのゴールはどこにあるか、一度財務諸表に書き込んでみて、実生活でゴールを目指してはどうだろうか。

今年の新年の誓いがもしまだならぜひ、この先いつまでにどのような経済状態になることを目標にするのか、書き留めてみよう。

目標は文字にして常に目にすることでより実現に近づくことができると言われるので、ぜひやってみることをお勧めする。

そうすればある日、街を歩いている時に、いままで気が付かなかったビッグディールのカードが目に飛び込んでくるかもしれない。