セールスの腕を磨く

  1. セールスはB-Iトライアングルの基本部分
  2. 自分を売り込む
  3. ビジネス以外にも応用できる

セールスはB-Iトライアングルの基本部分

ロバート・キヨサキはその著書の中で、ビジネスにおけるセールスの大切さを繰り返し強調している。

なぜなら、どれだけすぐれた製品やサービスを作り出したとしても、売れないことにはお金が入ってこないからだ。

そして、セールスから生まれるキャッシュフローがなければ、そのビジネスは生き延びることができない。

その重要性は、キヨサキが描くビジネスに必要な8つの要素を示した「B-Iトライアングル」の図のなかで、キャッシュフローが三角形の一番底の部分におかれていることを見てもよくわかる。

自分を売り込む

セールスとはつまり、売り込むことであり、人をその気にさせ、行動を起こすことを決断させることだ。

売り込みが重要なのは、もちろん製品やサービスなどに限ったことではない。

たとえば、就職先を探している人が自分の存在をアピールして相手に雇う気を起こさせるのももちろんセールスだ。

キヨサキは「金持ち父さんシリーズ」のなかで、ベトナムから帰って海兵隊をやめたあと、ゼロックス社に採用されるためにどのように自分を売り込んだのかについて書いているので、ぜひ参考にしてほしい。

ビジネス以外にも応用できる

それだけではない。ロバートは今の妻であるキムと付き合い始めるまでの苦労を面白おかしく書いているが、まさにこれもセールスだと言えるだろう。

キムの存在を知ってから何カ月もの間、デートの申し込みも受けてもらえなかったロバートは、綿密なマーケティング調査を行うことにした。

キムのことをいろいろ調べた結果、以前に付き合っていたガールフレンドがキムの親友であることが分かり、その「コネ」を生かしてついに交際までこぎつけたという。

なんとしても実現させるという気持ちがあれば、道はおのずと開けるということかもしれない。