キヨサキはどうやって資産を築いたのか

  1. 「過去を記憶しないものは同じ過ちを繰り返す」――ジョージ・サンタヤーナ(哲学者)
  2. 「私たちの富はお金を通して盗まれている。なのになぜ預金するのか」――バックミンスター・フラー
  3. 金持ちは貯金せず、お金を動かす

「過去を記憶しないものは同じ過ちを繰り返す」――ジョージ・サンタヤーナ(哲学者)

9月25日に発売されたロバート・キヨサキの新刊『金持ち父さんのセカンドチャンス――お金と人生と世界の再生のために』は、過去、現在、未来の三つの部分で構成されている。

「第一部 過去」は、歴史を振り返ることでなぜ現在の金融危機が起こったのかを理解し、来るべき市場の大暴落に備えよという警告だ。

「第二部 現在」は、未来へ飛躍するための準備として現在の状況を把握しなおすステップであり、「第三部 未来」は、その飛躍のために何を学び、どう行動したらいいかを語る。

注目したいのは、この第三部で、キヨサキが自らどうやって資産を築いたのかを明かしていることだ。

「私たちの富はお金を通して盗まれている。なのになぜ預金するのか」――バックミンスター・フラー

キヨサキがどのように資産を築いてきたのかは、第三部のうち、第十八章「「お金を貯める」の裏側」で示されている。
この章の要点を簡単にまとめると、次のようになる。

私たちの多くは「お金を貯める」ことはよいことだと教えられ、その教えに従順にしたがい、少しでも多くのお金を貯めようとしてきた。

だが、キヨサキは次のように言う。「本当の金持ちはお金を留めておかない。彼らはお金を動かすのだ」

金持ちは貯金せず、お金を動かす

私たちがせっせと貯めて銀行に預けたお金が、銀行でそのまま寝ているわけではないことは、当然ながらだれもが分かってていると思う。その預金をもとに、銀行が何倍にもして他の人に貸し付け、その人が借りたお金を動かして新たな儲けを生み出していくわけだ。

金持ちは貯金せず、お金を動かす。覚えておくべきなのはこれだ。

キヨサキが具体的に何に投資したのか、最大の利益を上げるために、税金を最小限にとどめるためにどうしたのか、何種類のものにどの順番で投資したのか。

そのあたりを知りたければ、ぜひ『金持ち父さんのセカンドチャンス』を読んでみてほしい。