ゼロから富を作りだす

  1. 憧れるけどできるはずがない?
  2. ニーズを探り出し、それに応える
  3. ヒントを見つけ可能性を見きわめよう

憧れるけどできるはずがない?

ロバート・キヨサキの「金持ち父さんシリーズ」を読み、「キャッシュフロー」ゲームをやった人のうち何割かは、お金について学ぼうと行動し始める。

たとえば、財布、預金、クレジットカードなど、自分のお金がどうなっているかを改めて確認し、そのうちの幾人かは家計簿をつけ始めたり、月末ごとに財務諸表を書いてみたりする。それから、新聞の経済面や株式欄を読み始め、証券会社に口座を開き、株や投資信託を研究し、売買を始める。

最近は不動産投資も一般的になっているので、不動産経営のセミナーに行ったり、実際に物件を探し始めたりする人もいるだろう。起業を考える人もいるはずだが、もしかしたら「起業には憧れるけど私なんかにはできるはずがない」などと最初からあきらめてしまう人もいるかもしれない。

ニーズを探り出し、それに応える

だが起業は、本当に可能性ゼロの、そんなに困難なことだろうか。

「キャッシュフロー」のオポチュニティーカードにも起業が入っているし、株式投資、不動産投資、起業のうち、キヨサキは起業がいちばん気に入っているようだ。

起業はまだはっきり形をなしていないニーズを探りだし、それに応えるものを創り出す作業だ。ほんの小さなことでも実は起業の種になり得るし、それがもし大きく育っていけばお金だけでなく雇用も生み出す。あなたのまわりを見回してみれば、実は起業した人がすぐそばに見つかるかもしれない。

ヒントを見つけ可能性を見きわめよう

私のまわりを見回してみると、たとえばある人は副業が軌道に乗り、勤めていた会社をやめて本格的に起業し、15年かけて大きくして株式公開した。

つい先日出会った人は、20数年の間に国の内外で6つ会社を作り、2つを譲渡し、2つがつぶれたが、残りの2つがうまくいっていると言っていた。

最初からダメだと思えば、可能性もヒントも成功している人も目に入ってこない。まずはまわりをよく見まわして、自分の関心と可能性を探ってみよう。

ゼロから富を作りだすことができれば、それは本当にすばらしいことだから。