リボ払いは損か得か?
タイトルを見て、「何をいまさら」と思う人も多いだろうが、当然だと思う。
実は先日、ある中華レストランで隣のテーブルからこんな声が聞こえてきた。
「今だから笑って話せるけど、ほんとに痛い目にあって。お金のことは高校とかでちゃんと教えてほしい、って思ったよ」
隣のテーブルは女性の二人連れで、話しているのはアラサーの女性、もう一人はちょっと年下の友人、という感じだった。
何の話かと思ってしばらく聞き耳をたてていると、どうやら大学生のときにリボ払いで買い物をしすぎて、その返済に何年もかかった、ということらしい。
自分で稼いだお金で買いたいものを買う楽しさ
「大学に入って近所のレストランでバイトを始めたら、楽しくてね。自分で稼いだお金は自分で全部使えるから。洋服とかバッグとか、好きなもの買えるし」
「最初はそんなつもりじゃなかったんだけど、気が付いたらクレジットカードのリボ払いで買い物しまくってて。そのうち支払額が増えて、それが負担になってきて」
「いつまでこれ払うんだろうって思って、いろいろ計算してみたら、全然得じゃないことがわかって」
「痛い目を見て、何年かかけて返済を終わらせて、ようやく分かったっていう感じ」
「ほんと、こういうことは学校でちゃんと教えてほしいよね」
リボ払いは借金
実は私の身近にもリボ払いにはまって、「リボ払いって得だよね」と言っていた人がいるが、そういう人は「リボ払いは借金である」ということを認識していない場合が多い。
あたりまえだが、クレジットカードを一括の支払いに使う場合と、リボ払いは違う。
リボ払いは借金であり、一回の支払いが少ないぶん借りている期間が長くなり、期間が長くなれば支払う金利が多くなる。リボ払いでは、買った品物の代金だけでなく、借りたお金の利子もあわせてカード会社に支払うことになる。
つまりキヨサキがよく言うように、リボ払いということで借金をすればカード会社のために働くことになるわけで、利用する際にはここをよく理解してからにしよう。