ゴールドマン・サックスと『金持ち父さん貧乏父さん』
アメリカの金融グループとして知られるゴールドマン・サックス社が、世界中にいる同社のインターン1800人が何を読んでいるかを調査しベストテンを発表した、とビジネスインサイダーが報じた。
それによると、ミシェル・オバマ『マイ・ストーリー』、ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史:文明の構造と人類の幸福』といった最近の本にまじって、ハリー・ポッターシリーズ、パウロ・コエーリョ『アルケミスト』などの定番ものが人気らしい。
ビジネス関係だと、デール・カーネギー『人を動かす』、そしてロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』がベストテン入りしている。
世界中の金融関係に進もうとする若い人たちにとっても、この本は読んでおくべき古典になっているようだ。
金持ち父さんの「これがフェイクだ!」』
ロバート・キヨサキといえば、まず『金持ち父さん貧乏父さん』『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の2冊は必読だが、新刊もぜひ押さえておいてほしい。
10月末に刊行される『金持ち父さんの「これがフェイクだ!」』には、「格差社会を生き抜くために知っておきたいお金の真実」というサブタイトルがついている。
日本は格差社会と言われるが、アメリカをはじめその他の国でも格差が拡大していること、その根源には何があるのか、格差社会を生き抜くためにどうしたらいいのか、などを学ぶことができる。
この本と同時に刊行されるのが、金持ち父さんのアドバイザーの一人、トム・ホイールライトの『資産はタックスフリーで作る』だ。
税金について理解すれば金持ちになれる
トム・ホイールライトは、金持ち父さんのアドバイザーのなかでもキヨサキの厚い信頼を得ている一人であり、キヨサキの個人的な税務アドバイザーでもある。
また、2017年に出た『金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる』でも執筆協力しているほど、彼の考え方や金持ち父さんの教えをよく理解している。
そのトムが、「税金は面白いし、税金について理解すれば金持ちになれる」「税法は宝のありかを教える地図だ」と、税金について学ぶことを勧めている。
「確定申告はめんどうでいやだし、税金は払いたくないし、税務署は怖い」と思っているあなたに、ぜひ読んでほしい一冊だ。