副業時代がやって来た?

  1. 新年の目標を立てる
  2. 副業が原則禁止から原則容認へ
  3. 副業・兼業容認の意味とは?

新年の目標を立てる

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

今年も一緒にロバート・キヨサキの「金持ち父さんシリーズ」と「キャッシュフローゲーム」をとおして、お金について学んでいきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

一年をスタートするにあたって、みなさんは今年の目標は立てただろうか。
目標を立てるときに大事なのは、なるべく具体的な表現にすることと、それを紙に書いて常に目につくようにしておくことだ。

「今年こそは○○したい。」と書くよりも、「今年○月に○○したいので、△△月までに××の用意を済ませる。」と書いた方が、より実現しやすい。
入学、卒業、受験、就職、転職、起業、引越し、結婚など、人によって目標はさまざまあるだろうが、ぜひ試してみてほしい。

副業が原則禁止から原則容認へ

昨年末に流れたニュースのひとつに、政府が今年から「働き方改革」の一環として正社員の副業や兼業を後押しする、というものがあった。

後押しといっても補助金が出るわけではなく、厚生労働省が示す「モデル就業規則」から副業・兼業禁止規定を年度内にもなくし「原則容認」に転換するという。
従来から「副業や兼業の禁止」という就業規則自体が憲法に反しているのではないかと指摘されていたものの、多くの企業で厚労省の示すモデルに従って「副業・兼業禁止」規定を盛り込んだ就業規則が定められていた。

よし、これで正々堂々と副業ができる、流れが大きく変わり始めるという声も聞かれるが、今回このような変更がなされるのはなぜだろうか。

副業・兼業容認の意味とは?

これまでの就業規則に「副業・兼業禁止」規定があったのは、会社が正社員に十分生活が成り立つだけの給与を払う、十分な給料を払っているのだから会社の仕事に専念してほしい、という考え方を前提にしていたからだ。

これはあくまでも可能性でしかないが、その規定が変わるということは給料が足りなければ副業兼業をすればいいじゃないか、という考え方を示しているのかもしれない。

政府の「働き方改革」は、「同一労働同一賃金」「非正規雇用という言葉をなくす」を目標のひとつに掲げているが、同一労働同一賃金を実現して正規非正規の格差をなくすには、当然ながら、低い方を上げるやり方と、高い方を下げるやり方があることは頭の片隅に置いておこう。

政府や企業がどのような決定をするにしろ、自分の生活は自分で守っていかなければいけないのだから。