ゲーム「キャッシュフロー」で金持ちになる方法を学ぶ
「キャッシュフロー」はロバート・キヨサキが考案した、お金について学ぶためのゲームだ。
このゲームを開発したあと、キヨサキはこのゲームで学んでほしいことをより多くの人に伝えるために、『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)を書いた。
だから、『金持ち父さん貧乏父さん』を読めば「キャッシュフロー」ゲームをより深く理解できるようになる。
また、「キャッシュフロー」ゲームをプレーすれば、『金持ち父さん貧乏父さん』が伝えたいことを疑似体験し実感することができるのだ。
常に自分の財務諸表を意識しよう

「キャッシュフロー」ゲームでは、プレーヤーは働いて給料をもらいながらお金をため、それを元手に投資をして資産をふやし、収入を増やしていく。
リストラされたり、結婚して子どもが生まれたり、離婚したりと、人生の浮き沈みを経験しながら、投資のチャンスが来るとカードをめくり、そこに示された株や投資信託、不動産、起業などに投資するかどうかを自分で決める。
このゲームの1番の特徴は、常に自分の財務諸表を自分で記入し、それを意識しながらプレーを続けていくことだ。
金持ちになりたいなら常に自分の財務諸表を意識しろ、実はこれこそが、キヨサキがこのゲームを通じて伝えたいことなのかもしれない。
ゲームも現実も同じ
そして、ラットレースから抜け出しファーストトラックに移るためには、資産を増やしてそこから十分な収入が得られるようにしなければならない。
だが、なかなか資産が増えない場合や最初に引いた職業カードが支出の多い設定だった場合には、負債を減らして支出を削るという手もある。
手元に残るお金を増やすためには、支出を減らすか収入を増やすか、あるいはその両方か、どれかしか道はないのは当たり前のことだ。
そしてこれは、ゲーム上のことだけではなく、現実の生活でも同じだということを、よく頭に入れておこう。