女性が投資家になるべき理由

  1. 女性が投資家になるべき理由
  2. 5つの理由
  3. 5つの理由

女性が投資家になるべき理由

キャッシュフロー101は当然の事ながら、男性向けにだけ作られたものではなく、女性向けにも作られている。

ただ、女性が投資というゲームに参加することの意義は、男性の場合と少々異なってくる。

ロバート・キヨサキの一番大切な友であり、ビジネス・パートナーでもあり、また最愛の妻でもあるキム・キヨサキは、著書「リッチウーマン」(筑摩書房)の中で、「女性が投資家にならなくてはいけない理由」という項に次の5つの理由を挙げている。

5つの理由

理由1:統計が示しているから

以下に挙げるのはアメリカの統計だが、世界のほかの国々でも同じような状況か、そうなる傾向にあるという。

・50歳以上の女性のうち47%が独身である。

・女性の引退時およびその後の収入は男性より少ない。(就業期間が短いため)

・結婚した夫婦のうち50%は離婚する。

・離婚した最初の年、女性の生活程度は平均して73%低下する。

・女性は平均して7年から10年、男性より長生きすると予測されている。(2000年時点)

・貯蓄や年金では生活費をカバーできないため、少なくとも74歳まで労働市場に留まる可能性が強い。

・経済的に困っている高齢者のうち、4人に3人は女性であり、そのうち80%は夫が生きている間は経済的に困っていなかった。

・10人の女性のうちおよそ7人はいつか貧困生活を経験する。

これらの統計結果が意味するところは、女性は、お金に関する教育を受けておらず、また経済的な自立を成し遂げていないということ。夫や家族、政府などが面倒を見てくれるという前提があっての生活となってしまっているということである。

5つの理由

理由2:依存せずに自立できるから

現代では、そのような前提は崩れ去っている。投資で身を立てることができれば、将来の経済状態を何にも依存しなくて済むようになる。

理由3:ガラスの天井がないから

投資の世界では、女性に対して何の制限もない。女性であるからというそれだけの理不尽な理由で昇進を妨げられたりすることもないのである。

理由4:収入に制限がないから

さまざな調査によると、教育や経験の量が同じ場合、女性は男性が1ドル稼ぐところを約74セントしか稼げない。それに対し、投資の世界では稼げる金額に制限がない。

理由5:自尊心が高まるから
女性が投資家になった場合の利点のうち最大のものの一つはこれだ。経済的に自立する方法を知ったとたんに、自尊心がぐっと高まるもの。自分についてポジティブに考えられ、自分の本当の気持ちに合った選択ができるようになる。人生全般がいい方向に向いていくのである。