女性の強みを投資に生かそう

  1. 女性が投資するとき8つの強みがある
  2. プライドが邪魔をしている?
  3. 投資は慎重に

女性が投資するとき8つの強みがある

女性が投資をするときに、男性と比べて8つの強みがあると、キム・キヨサキは「リッチウーマン」(筑摩書房刊)の中で言っている。

もちろん彼女は、女性と男性のうちどちらが投資に向いているかという趣旨でこれを書いているわけではない。

だから女性のものとされるこの強みを、男性が学んで生かすことも十分可能だろう。

それに、なによりもまず、男女を問わず、投資家全般の心構えとして読むことができる。

キムの言う、女性が投資する際の8つの強みとはなんだろうか。

プライドが邪魔をしている?

1.女性は「わかりません」と言うことを恐れない。

2.女性は助けを求めることをためらわない。

3.女性は買い物上手。

4.女性は宿題をきちんとやる=きちんと下調べをしてから決める。

5.女性はリスクを嫌う。

6.女性は男性よりずっと自負心(プライド)が少ない。

7.女性は何かを育てるのが得意。

8.女性は他の女性からうまく学べる。

この8つを見ていると、どうやら投資家の行動を邪魔しているのは多すぎるプライドなのではないかと思えてくる。

投資は慎重に

投資をするとき、「自分は全部わかっている」「自分の判断は正しい」「だから投資は成功するはず」と思い込むことはないだろうか。

もちろん、ある程度の自信がもてないとなかなか行動に移せないが、自分の判断に間違いはないと思い込んで行動すると失敗することになりがちだ。

ここでキムが言っていることは、次のようにまとめられるように思う。

わからないことがなくなるまでじっくり学び、人によく聞き、よく調べ、リスクを小さくとり、気長に付き合う。そして学び続ける。

そうした慎重な態度こそが投資に不可欠だとキムは言っているようだ。

投資について、大きな判断を瞬時にするような、リスクがありスリルを感じられる行為だと考えている人もあるだろうが、それは投資
ではなくギャンブルと言うべきだろう。

もう一度、投資についてじっくり勉強してみてはどうだろうか。