家ごもりの間にお金について学ぼう

  1. コロナ禍はいつまで続くのか
  2. ゲームをやってわかること
  3. 小学校高学年からできる

コロナ禍はいつまで続くのか

世界中で新型コロナ感染拡大が終わらず、日本でもふたたび緊急事態宣言が出て、いま、11都府県で自粛生活が広がっている。

外に遊びに行くわけにもいかず、人に会うのもはばかられ、仕事をするのもいろいろ不都合があって、日常生活にもストレスが生じているのではないだろうか。

一方で、日米ともに株高のニュースが流れてくるので、もうこれは、投資をするしかないのでは? と自然に関心がそちらに向いていく。

ならばこの際、ロバート・キヨサキの『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)のシリーズやその他のお金の本を読んだけれど、なかなか本気で投資や起業と向き合っていない、という人は、この際、キヨサキが開発したボードゲーム『キャッシュフロー』を試してみてはどうだろうか。

ゲームをやってわかること

キャッシュフロー 日本語版
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このゲームは、ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん貧乏父さん』の内容をゲームボード上でシミュレーションするもので、おもちゃのお金を使って投資や起業を実践して、その感覚を身につけることができる。

ちょうど「キャッシュフロー」と「キャッシュフロー・フォー・キッズ」のリニューアル版が発売されたところなので、投資に興味はあるが、実際の投資を始めるのはこわくてなかなかできない、という人はぜひやってみてほしい。

投資にしても起業にしても、お金をどう投じて効果的に生かしていくかがカギになり、その障害になるのは実は自分の「恐怖心」だ。

金持ち父さんの本を読んで頭でわかっているつもりになっていても、実際にゲームをしてみると、自分がいかに従来のお金についての考え方に縛られているか、いかに恐怖が染みついているかが浮き彫りになってくる。

小学校高学年からできる

キャッシュフロー・フォー・キッズ
キャッシュフロー・フォー・キッズ
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キヨサキがこのゲームを開発したのは、そうした自分の根本に染みついている恐怖心や、親に教えられ、学校生活で身についたお金についての考え方を自分で自覚し、投資や起業に対応できる発想に切り替えていってほしいと考えたからだ。

「キャッシュフロー」は大人向けだが、小学校の高学年くらいなら十分理解できて楽しめるし、できれば3人か4人いたほうがゲームは盛り上がるので、子供のいらっしゃる家庭はぜひいっしょに試してみてほしい。

実際に子供といっしょにやってみると、子供が大人よりも早くラットレースを抜けたりすることがしばしばある。子供のほうが変化に対応する力を持っているからなのだろうか。

もしかしたらボードゲーム、「キャッシュフロー」をきっかけに、わが子が投資家や起業家になる、という未来が実現するかもしれない。