契約には義務がつきまとう
4月に入り、進学や就職などで新たな生活を始めた人も多いと思う。
新生活に合わせて、必要になるものや買いたいもの、始めたいことなど、いろいろ夢が広がっていることだろう。
それに加えて、今年は法律の改正によって成人の年齢が引き下げられ、この4月からは18歳で保護者の同意なしに契約などができるようになった。
だが、親の承諾なしに契約ができるということは、契約を守る義務が発生するということでもあるから、よく考えて慎重に行動することが必要だ。
収入と支出をコントロールする
就職や入学で新しい環境に移ったらまず収入と支出の見通しを立て、何か月か試運転をしながら計画を修正していき、お金を自分で管理していくようにしよう。
お金の使い方をよく考えて賢く使うように心がけて、ひと月に基本いくらかかるかを把握しよう。
これをしていくことで、あなた自身の財務諸表のうち、損益計算書にあたる部分をコントロールできるようになる。
お金の管理はこれからの生活を設計するのに意外と重要なことなので、面倒がらずにぜひやってほしい(金持ち父さんの家計簿などのアプリを使うのもいいだろう)。
リボ払いは要注意
新生活では、いまクレジットカードを持っていない人も当然作ることになると思うが、ひとつ注意したいのは、クレジットカードの初期設定がリボ払いになっているものがあることだ。
リボ払いはどこの会社のカードであっても利率が高いので(手数料と呼ばれ一般的に年15%かかる)、返済額のうちかなりの部分が利息の支払いにあてられ、借入れたお金はなかなか減らないまま、ずっと支払いを続けることになる。
別の言い方をすると、リボ払いで買い物をすると、損益計算書の支出の欄ではなく、貸借対照表の負債の欄になかなか減らない借金を作り出すことになるわけだ。
つまり、リボ払いだとカード会社にせっせと毎月利息を払い続けることになるので、クレジットカードを使う時はしっかりチェックして、リボ払いは避けるか変更するようにしよう。