人が投資を危険視する理由
人が「投資は危険だ」という言うとき、その主な理由は次の三つであるという。
(「金持ち父さんの投資ガイド入門編」(筑摩書房))
1.投資家になるための訓練を受けていないから
たいていの人は、従業員などとして働く訓練しか受けていない。
2.大部分の投資家はコントロール能力が不足しているか、あるいはコントロールを失っているから
金持ち父さんによれば、まず「投資をする前に自分自身をコントロールすること」が必要だということだが、たいていの人ができていない。
内側から投資すべし
3.たいていの人が内側からでなく外側から投資しているから
私たちは、本能の奥底では、「本当にいい取引をしたいと思ったら内側にいなくてはならない」ということを実は知っているものだ。
「その関係の仕事をしている友達がいる」という場合は、私たちはよくそのコネを使ってはいないだろうか?
自動車を買う時、チケットを押さえる時、などなど。
投資の世界にも同じことが言えて、映画「ウォール街」に出てくる言葉「内情を知り得る立場になければ、近づくな」を肝に銘じなければならない。
ここで一つ興味深い情報を紹介しておきたい。
それは、キャッシュフロークワドラントの左側にいる人たち、従業員と自営業者は通常外側から投資するが、右側のビジネスオーナーと投資家は内側から投資ができる、ということだ。
「どの程度内側に近いか」によっては、違法なインサイド投資になってしまうため、合法のインサイド投資をするのが重要だ。
例えば、タクシー運転手から手に入れた耳より情報でもある意味ではインサイダー情報であり、そういった合法的な方法で内情を知り得る立場になる必要がある。