実際に投資を始めよう
「ロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで投資に目覚めた」という話はよく耳にする。
だが、同じくらいかそれ以上の頻度で、「『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで投資をしようと思ったけれど、結局何もしないままでテンションが下がってきた」という話も聞く。
みなさんは実際に投資を始めているだろうか。
もしまだ何もしていないようなら、「○か月以内に必ずなにかアクションを起こす」と、今ここで決めよう。
投資はなるべく早く始めたほうがいいとよく言われるが、その理由を説明しよう。
時間があれば失敗もリカバリーできる
投資は早く始めたほうがいいのは、ひとつには、投資は複利の力を使うと考えるので、なるべく長い時間が使えたほうが有利だからだ。
もう一つは、投資について学ぶには本などで知識をつけるだけでなく実践と経験が必要で、そのためにはある程度の時間が必要だからだ。
さらに、何事にも失敗はつきもので、早く始めれば、もし失敗してもリカバリーする時間の余裕がもてるからだ。
早く始めたほうがいい理由はさらにある。
いつまでも現役ではいられない
それは、レバレッジをかけて不動産投資をする場合などでは、若いときのほうが借り入れをするには有利だからだ。
当たり前のことだが人はいつか死ぬわけで、金融機関も「たぶんここまでは生きているだろう」と見当がつく年齢までしかお金を貸さない。
それに、若いときには働いてお金を稼ぐことができるが、高齢者になると稼ぐ額よりも使う額のほうが多くなるのが一般的だ。
働いて稼ぐのも投資してお金を増やすのも、実はある程度の年齢までに限られるという、厳しい現実を、しっかり頭にいれておこう。