投資家には二種類ある。

  1. よくあるタイプの投資家
  2. 投資を自分で作り出す人
  3. 得られるものは大きい

よくあるタイプの投資家

ロバート・キヨサキは著書『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)のなかで、投資家には二種類あると言っている。

ひとつめはよくあるタイプの投資家で、彼らは証券会社などの小売業者から、投資信託やリート(不動産投資信託)、株式や債券などの投資商品を買う。

私たちが投資家と言われてまず思い浮かべるのは、こうした人たちではないだろうか。

ではいったい、もう一つのタイプの投資家とはどんな人たちだとキヨサキは言うのだろう。

投資を自分で作り出す人

こうした既製品の投資商品を買う投資家たちの対極にあるのが、プロの投資家たちだ。

彼らはいわば部品を買ってきてコンピュータを組み立てるように、自分でチャンスを見つけ、必要な人材や商品やシステムを集めて組み立て、投資をする。

あるいは、そうしたことができる人を見つけ、彼らに任せて投資を作り出す。

金持ち父さんが自分の息子マイクとロバートに教えようとしたのは、こうした投資家になるための技術だ。

得られるものは大きい

投資を自分で作り出すと言っても、大がかりなものだけとは限らない。

ごく小さな不動産物件を見つけ、購入資金を工面し、問題を解決し、管理業者を見つけ、借り手を見つけ、最終的にプラスのキャッシュフローが生まれるようにすることができれば、あなたは自分で投資を作りだしたことになる。

投資案件が大がかりなものになると、投資に必要なすべての部品を集めて組み立てるのに何年もかかることもあれば、どうしても完成しないことさえある。

だが、完成した時に得られるものはそれだけ大きくなる可能性がある。

もちろん、ときには風向きが変わり、大きな損失をこうむることもある。

こうしたプロの投資家になるためにどんなことを学ぶ必要があるのか、あなたは知りたいと思っているだろうか。