他の人が見過ごすチャンスを見つける技術
自分で投資を作り出すプロの投資家になるために必要な技術はおもに三つあると、ロバート・キヨサキは『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)の中で言っている。
一つ目は、ほかの人が見過ごすチャンスを見つける技術だ。
そうしたチャンスを見つけるためには、ほかの人の「目」には見えないことを「頭」で見るようにすることが大切だ。
例えばいまにも崩れそうな薄気味悪い家が売れ残っていたとしよう。
その家だけを見ている人は欲しがらないが、権利関係を調べてその土地に大きな更地が付いていることに気づいた人には、まったく別の可能性が見えてくるかもしれない。
資金を集める技術
二つ目は資金を集める技術だ。
投資のための資金を集めようとする人は、まず銀行に行って融資を受けようとする。
だが、銀行以外にもいろいろ道はある。
必要に迫られれば、人は知恵を絞り、つてをたどり、見えなかったところに道を開くことができるようになるし、さらに経験を積めばそれだけ選択肢が広がっていく。
経験者の話を聞き、頭を使い、どんな道があるかを知ることが、何を買うかよりも大きな役割を果たすことになるだろう。
頭のいい人間を集めて組織する技術
三つ目は頭のいい人間を集めて組織する技術だ。
キヨサキの「金持ち父さんシリーズ」には繰り返し出てくることだが、自分がいちばん賢い人間になろうとするよりも、自分よりも賢い人と仕事をするか、自分よりも賢い人を雇うようになろう。
そして、アドバイスを求めるときは、正しい相手からもらうようにしよう。
この3つの技術は、金持ち父さんが常にキヨサキに教えてきたことだ。
真の投資家になりたいと思うなら、この3つを身につけるために学び続けよう。