新生活のお金について考えよう――リボ払いは極力避ける

  1. まずは収入と支出の欄を管理する
  2. リボ払いは負債を作る
  3. お金のために働かされるはめになる

まずは収入と支出の欄を管理する

新型コロナウィルスで世の中が騒然としているなか、4月から新生活を始めようとしている人もいることだろう。

そんな人に向けて、今回はお金についての基本的な「財務諸表を作ろう」という話だ。

資産と負債の欄はまだ空欄かもしれないので、収入と支出の欄の管理から始めよう。

就職や入学で新しい環境に移ったらまず収入と支出の見通しを立て、何か月か試運転をしながら計画を修正し、自分のお金を管理していくようにしよう。

新しい環境を整えるために最初に必要なお金も増えるだろうけれど、お金の使い方をよく考えて賢く使うようにして、ひと月に基本いくらかかるかを把握しよう。

これはこれからの生活を設計するのに意外と重要なことなので、面倒がらずにぜひやってほしい( 金持ち父さんの家計簿 などのアプリを使うのもいいだろう)。

リボ払いは負債を作る

新生活では、いまクレジットカードを持っていない人も当然作ることになると思うが、ひとつ注意したいのは、クレジットカードの初期設定がリボ払いになっているものがあることだ。

クレジットカードで買い物をするとそれは借金になり、リボ払いにすると借入総額にかかわらず毎月一定額を支払うことになる。

リボ払いはどこの会社のカードであっても利率が高いので、返済額のうちかなりの部分が利息の支払いにあてられ、借入れたお金はなかなか減らないまま、ずっと支払いを続けることになる。

これはカードを作ったときに説明されたり契約書類に書いてあったりするけれど、たいていはあまり気にせずに使い始めてしまうかもしれないが、その後の生活に大きな影響を及ぼすことになる。

しっかりチェックしてリボ払いは避けるか変更するようにしよう。

お金のために働かされるはめになる

別の言い方をすると、リボ払いで買い物をすると、支出の欄ではなく負債の欄になかなか減らない借金を作り出すことになるわけだ。

そうすると、お金を働かせるどころか、お金のために働かされるはめになってしまう。

資産の欄をふやしたいと思っているはずなのに、負債の欄に借金を作っては元も子もない。

リボ払いは負債を作る、と覚えて極力避けるようにしよう。

このことは、身内や友達にもぜひ教えてあげてほしい。