金持ちになるために必要なもの
あなたが金持ちになりたいと思い、経済的自由を手にすると決心したとしよう。
まずやるべきことは何だろうか。
いろいろあるだろうが、キヨサキが『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)で言っているように、まずはお金についての勉強を始め、なんとしても金持ちになるという決意を固めることだ。
そしてお金について勉強しながら、同時に「自分がいま金銭的にどのような状態にあるかをきちんと把握する」ことも必要になる。
出発点となる自分の現在地がわからないと、何に乗ってどの方向にどう進むかという計画を立てることもできないからだ。
お金の動きを把握する
自分の現在の状況を把握するには、『金持ち父さん貧乏父さん』にあったように、自分の財務諸表を書いてみるのがいい。
収入と支出で構成される損益計算書、資産と負債を書き出した貸借対照表、これがすべての基本となる。
簡単に言えば、いくらお金が入ってきていくらお金が出ていくのか、貯金や株や不動産などの財産がどれだけあり、借金はどれだけあるのか、という数字。つまり、あなたの「お財布」の健康診断のようなものだ。
収入と支出は、銀行口座のお金の動きでざっくり把握することもできるが、きちんとやるなら一定期間、家計簿をつけてみるのがいいかもしれない。
投資を始めるなら早いほうがいい
そして次に、どのような経済状態になりたいかという目標を決め、取り組む方法を選択する。
実際に投資を始めるなら早いほうがいい。なぜなら、私たちが持っている時間には限りがあるからだ。
若い時なら、勉強する時間や経験を積む時間、元手を貯める時間、借金を返す時間、失敗してもやり直す時間は十分あるが、人生の後半になってそれをやろうとすると時間切れになってしまう。
時間はだれにも平等に与えられているのだから、投資をするなら時間を味方につけよう。
そして多少失敗しても、そこでやめてしまわずに粘り強くトライし続けることだ。