ビットコインに続いて株も下落?
このところ、話題になっている仮想通貨ビットコインの値動きだが、ついに昨年12月に記録した最高値の半分以下まで下落したようだ。
日本は仮想通貨の取引所が公的に認可されているようだが、中国ではビットコインの取引に規制がかかるなど認めていない国も多いようで、その意味でもまだ仮想通貨には先行き不透明な部分があることは押さえておいた方がいいのかもしれない。
仮想通貨だけでなく、先週末から今度は株価も動きが荒くなってきた。
週明けの5日、東京株式市場で日経平均株価は前週末比592円45銭安の2万2682円08銭となり、下げ幅は2016年11月9日以来、約1年3カ月ぶりの大きさとなった。
9年ぶりの大幅下落
これは、前週末の米長期金利の上昇で株式の割高感が意識され、米市場でダウ平均の下げ幅がリーマンショック直後の2008年12月1日以来、9年2カ月ぶりの大きさとなったためだ。
金利が上がれば株式相場が下がるというのは、教科書通りの動きだから何の不思議もないと言えるだろう。
また、市場がずっと右肩上がりのままであるはずがない、というのも一度でも長期のチャートを眺めたことのある人なら分かっているはずだし、キヨサキがどんな予言をしているのか、彼の本の読者なら知っているはずだ。
「またまた最高値更新」と華々しく報道されるあたりで、「そろそろかな」と身軽になっておくほうが結果的にはいいのかもしれない。
テーブルの上の掛け金はあなたのものではない
「投資」と言えば、「株」が真っ先に頭に浮かぶ人が多いのではないだろうか。
比較的少額から始められるし、売買手続きが簡単で短期間で決済できるからだ。
最近になって「FX」や「仮想通貨」の人気が急上昇してきたのも、同じような理由からだ。
簡単に短期で決済できる、ということは値動きが大きくなることを意味していて、短期で暴騰も暴落も起こりうる。
テーブルの上に掛け金がある間は、そのお金はあなたのものではないことを、いつも忘れないようにしておこう。