良い借金、悪い借金、最悪の借金

  1. 自分の財務諸表を毎月チェック
  2. 収入と資産を増やす
  3. リボ払いは最悪の借金

自分の財務諸表を毎月チェック

ロバート・キヨサキの『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)を読んで金持ちになるぞと決心したら、まずは自分がどこにいるかを確認しよう。

『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』のなかに出てきた財務諸表を参考にして、しっかり自分の経済状況を把握することがあなたの出発点だ。

財務諸表は、収入と支出を示す損益計算書と、資産と負債を示す貸借対照表から出来ている。

この数字を毎月定期的にチェックすることで、自分がどのくらい目標に近づいたかがわかる。

収入と資産を増やす

そうやって常に自分の状況を確認しながら、収入と資産を増やしていくことを目指そう。

支出は削れる無駄なところがあれば節約するほうがいいが、あまり無理をすると続かないので、様子を見ながらよく考えてやっていこう。

つい、負債(借金)も減らしたほうがいいと考えがちだが、借金を減らすべきかどうかはその借金の性質による。

悪い借金ならもちろん早く無くした方が良いが、良い借金ならむしろ増やした方が金持ちになるスピードが増すので、そこは間違えないようにしたい。

リボ払いは最悪の借金

ちなみに良い借金とはお金を生む投資などのためにする借金、つまりはレバレッジのことで、悪い借金とは消費するための借金だ。

使ってしまうためのお金を高い利息で借りたりすると最悪で、返済に苦しむことになるし、下手をすると自己破産といったことにもなりかねない。

クレジットカードによってはリボ払いがデフォルトになっていることがあるようだが、それだと消費のための借金を高利で長期にわたって返すことになるので要注意だ。

これでは自分が金持ちになるどころか、他人を金持ちにするために働いてせっせとお金を貢いでいるようなもの。

お金を借りるときには、それが良い借金か悪い借金か、利率は高いか低いか、本当に借りる必要があるか、よくよく考えるようにしよう。