速く金持ちになる方法

ロバート・キヨサキは、金持ちになるのに一番手っ取り早い方法は、現実をより速く変えられるようになることだと述べている。
（「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」(筑摩書房)）

これは言うのは簡単だが実行は難しい。

たいていの人はたとえそれが経済的に苦しく窮屈な現実でも、自分の今の現実に留まっている気楽さの方を選んでしまう。

つまり、たいていの人は数年間少し快適さが失われるのをがまんして、現実を変えるために努力し、そのあと死ぬまでのんびり暮らすよりも、快適さを維持したまま一生せっせと働く方を選んでしまうのだ。

金持ちになるには、頭の中の現実も切り替える必要がある。

金持ち父さんは貧乏な人の現実の捉え方について、次のように述べている。

キャパシティを大きくする

「貧乏な人は貧乏な現実を持っているだけじゃない。貧乏な現実を持っていることは、お金を自分のもとに留めておくキャパシティがその人にほとんど無いことを意味する」

金持ち父さんが言いたかったのはこういうことだ。

貧乏な人は「私は決して金持ちにはならない」「私にはそれは買えない」「投資は危険だ」などと言う。

彼らは、そうしたことを言うことによって金持ちになる自分のキャパシティを減らしているのだと。

これから先の時代は、現実を変化させ大きく広げる能力が最も大事になる。

頭の中の現実を変化させ、キャパシティを広げられる人間が豊かになり、そうで無い人間を追い越し先に進む。

キャパシティを大きくするためには、「自分の考え方を注意深く観察すること」と、「お金は単なる考え方にすぎない」という言葉を忘れないことだ。

現実を変化させる

最後に、金持ち父さんは現実を変化させて金持ちになるために、以下のことが必要だと述べている。

「速く裕福な金持ちになりたかったら、新しいアイディアを進んで取り入れる頭脳と自分の今の能力を超えた可能性に挑戦できる技術を持つ必要がある。そのためには、すばやく変化、拡大、成長できる現実を持っていなければいけない。貧乏な人間の現実、つまり不足と制限から生まれた現実を持ったまま金持ちになろうとするのは、『スパイ大作戦』並みの至難の業だ」