習慣が人を作る
ロバート・キヨサキの『改訂版 金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』(筑摩書房刊)の「第十四章 習慣のレバレッジ」では、金持ち父さんの次のような言葉が紹介されている。
「習慣には、君を金持ちにする習慣と貧乏にする習慣がある。貧乏な人の多くは、貧乏になる習慣を持っているから貧乏なんだ。金持ちになりたかったら、金持ちになる習慣を身に付けるように自分を訓練するだけでいい」
身に付けるべき6つの習慣
キヨサキがこの章で身に付けるべき習慣としてあげているのは、以下の6つだ。これらは、金持ちになることを目指す人の心構えとしてとても大事な指摘だ。
- 「第一の習慣 会計係を雇う」
…自分の状態を客観的に把握する - 「第二の習慣 勝てるチームを作る」
…プロをアドバイザーにする - 「第三の習慣 常にコンテクストを広げる」
…新しいことを視野に入れる - 「第四の習慣 成長し続ける」
…実際にやってみる - 「第五の習慣 新たな失敗をすることを恐れない」
…攻めの姿勢で失敗から学ぶ - 「第六の習慣 自分の声に耳を傾ける」
…望んだ方向に進んでいるかをチェックする
やり抜く力を得る
別の言葉でまとめてみると、以下のようになる。
- 自分の状態を客観的かつ定期的にチェックすることで、変化を把握する。
- 専門知識を持つ人のアドバイスを受けつつ、視野を広げながら進む。
- 新たな可能性が見えたら、慎重に計画し、失敗を恐れず試してみる。
- これらを実行しつつ、自分が望んだ方向に進んでいるかを常にチェックする。
これは金持ちになりたい人だけでなく、何かをなし遂げたいと思う人にとって、「やり抜く力」を得るための有効なアドバイスではないだろうか。