投資をする人が全体の4割
ある証券会社が毎年行っている調査によると、「2020年の投資をしている人の比率は40.5%となり、ついに4割を超えた」のだそうだ。
ちなみに、2015年の調査では投資をしている人の比率は30.4%だったので、5年で10ポイントも上昇したことになる。
この調査は「ビジネスパーソン1万人を対象とした」ものということだが、ビジネスパーソンとはおそらく大企業に勤めるホワイトカラーを指すのだろう。
調査対象はある程度絞られているにせよ、投資する人が増えているのは確かで、特に若年層の伸びが大きいようだ。
30代男性では2人に1人
データを見ると、投資している人の割合は年齢が上がるにつれて微増していくが、これまでの調査に比べてたしかに若い層が急増しているようだ。
30代男性が51%なので2人に1人、30代女性では32%で3人に1人が投資をしていることになる。
おそらく投資対象の種別としては、株式投資をしている人がかなりの割合を占めるのだろうと思うが、なぜこれほど伸びているのだろうか。
ひとつには、NISA、idecoといった、少額から始められる株式投資の優遇制度ができたからだろう。
投資をするのが当たり前に
また、この数年間、日銀による買い支えなどでずっと株価が上昇しているから、安心感があるというのも影響しているかもしれない。
さらに、先行きの不安などから資産形成をしておきたいから投資を始めた、という人もいるだろう。
もうひとつ考えられるのは、投資についての話題や情報が、ネットなどを通じてごく普通に流れるようになったというのもあるだろう。
いずれにせよ、どうやら20代30代の間では、「投資をするのが当たり前」という意識になってきていることが読み取れるニュースだ。