3つの貯金箱を持とう
金持ち父さんはロバート・キヨサキに、
「いくつになっても貯金箱を持つべき。それも、目的の違う3つの貯金箱を持つように」
と勧めた。(「金持ち父さんの学校では教えてくれないお金の秘密」(筑摩書房))
その3つとは、「チャリティー用」「貯蓄用」「投資用」だ。
形こそ違うが、この教えは「キャッシュフロー101」にも反映されており、プレーを通して自然と学べるようになっている。
第一の貯金箱は、「チャリティー用」。
キャッシュフロー101においても、そこかしこにチャリティー(慈善事業)関連のマスが見られる。
これは、金持ちの要素としてチャリティーが必要不可欠なものであることを示している。
昔から、トップレベルの金持ちたちの多くは寄付を行ってきている。
本当の金持ちになるためには、もらうだけでなく与えることも重要なのである。
第二の「貯蓄用」貯金箱
「貯蓄用」貯金箱とは、いわゆる、よくある「お金を貯めておくための」貯金箱ののことだ。
ロバート・キヨサキも同書で
「いざという時のために手をつけずにしまっておくお金を持つことの大切さは変わらない」
と訴えている。
しかし、保障としていくらかの金額をここにプールしておくのは良いが、全てのお金をここに置いておくのは得策ではない。
利子はたいてい、たいした金額を生み出したりしないからだ。
お金持ちになるためには、自らの資産に資金を投入していかねばならない。
第三の「投資用」貯金箱
第三は、「投資用」だ。
金持ち父さんもロバート・キヨサキに対して「一番力を入れろ」と教えたものだ。
普通、人は第二の「貯蓄用」貯金箱に力を入れるべきだと考えているが、成功して金持ちになるには、預金口座より多くのお金を生み出す、第三の貯金箱に力を入れる必要がある。
キャッシュフロー101をプレーする上でも、この3つの貯金箱の話を念頭に置きながらプレーすれば、金持ちに近づくために必要なお金の貯め方が身につくだろう。