年をとってからお金がなくなる恐怖

  1. ゆっくりしていてはダメ
  2. 年をとってお金をなくす恐怖
  3. 自らがコントロールする

ゆっくりしていてはダメ

金持ち父さんやロバート・キヨサキが「金持ち父さんのパワー投資術」(筑摩書房)で伝えている、「より少ないお金と低いリスクで高いリターンを達成する方法」は、一般的には簡単に受け入れられないことが多い。

キヨサキの講演会でも、このような質問がされることがある。

「ゆっくり金持ちになってもいいのでは? 幸せでいることの方が大事なのでは?」

しかし、この考えは正しいとは言えない。ゆっくり金持ちを目指すのが少々リスクが高いからだ。

年をとってお金をなくす恐怖

今、皆にとって最大の恐怖は、「年をとってからお金がなくなること」

社会保障や医療制度がいつまで存続できるのか怪しいということには、誰しもが薄々感じている。

制度に頼らず自分で早めにお金を用意しておきたいところだが、ゆっくりしていてはそうはならない。

また自身が5、60代になったとして、その時点で長期投資ができるかといえば、その余裕はあらゆる意味でなくなっているし、そこで市場が暴落しでもしたら、経済的に非常に危険な状態に陥ってしまう。

自身のお金が金利を生まない状態で働き続け引退を待ち続けるというのも、この年齢では非現実的な行動だろう。

自らがコントロールする

以上のような理由から、より短期間により少ないリスクでより高いリターンを得ることのがいかに大切かということが分かる。

またキヨサキは、こうも書いている。

「将来の経済状態を株式市場の上がり下がりに賭けるのは理にかなっていない。また株の値動きの予想を見ず知らずの人たちに預けてしまうのも賢明ではない。自分自身で将来の経済状態をコントロールする力を持つことが大事だ。」