『金持ち父さん貧乏父さん』はマネー・投資の必読書

  1. 特集「ビジネス本総選挙」でマネー部門1位
  2. 日本語版シリーズは400万部突破
  3. 『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』も必読

特集「ビジネス本総選挙」でマネー部門1位

ビジネス雑誌『プレジデント』の10月15日号が「ビジネス本総選挙」という特集を組んでいる。

説明によると、これは2009年から2018年までの読者調査計5000人、定期購読者とメルマガ読者5000人を合わせた計1万人のデータをまとめたものだという。

定番のものから小説やマンガまで幅広いブックガイドとなっているが、そのなかのひとつ、マネー・投資部門で、ロバート・キヨサキ『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房刊)が1位に輝いている。

キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』は英語版が1997年、日本語版が2000年に刊行され、すでに20年ほど経っているが、お金について知りたいと思ったら最初に読む本として、いまも20代30代の比較的若い層を中心に読まれ続けている。

日本語版シリーズは400万部突破

ちなみにいま書店で流通している日本語版の『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』が出版されたのは2013年。

全世界ではこれまで50か国語以上に翻訳されて3000万部を超えており、日本語版はシリーズ累計で400万部を突破している。

この部門を解説しているFPの黒田尚子氏はこの本について、「……言わずと知れた世界的ベストセラー。お金とは何なのか、働くとはどういうことなのかを著者を育てた2人の父さんを通じて学ぶという内容は、まさに「お金と人生本」人気の火付け役と言えるでしょう」とコメントしている。

加えて、黒田氏はさまざまな本を読んで学んでいくことを勧めているが、キヨサキも本やセミナーなどで広く学ぶようにと繰り返し言っている。

『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』も必読

シリーズ1冊目の『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』は読んだけれど、次は金持ち父さんシリーズのなかで何を読んだらいいのかわからない、という人がいるかもしれないので一言アドバイスしよう。

シリーズ2冊目の『改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』は、著者のキヨサキ自身も重要な本だと言っているくらいで、『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』と同レベルの必読書なので、最低でもこれは読んでおきたい。

あとは、改訂版になっている『改訂版 金持ち父さんの投資ガイド』『改訂版 金持ち父さんの子供はみんな天才』『改訂版 金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』『改訂版 金持ち父さんの起業する前に読む本』のなかから興味のあるものを読み進めるのもいいだろう。

あるいは、キヨサキが大学院レベルだと言っている最新刊『金持ち父さんの こうして金持ちはもっと金持ちになる』を手に取ってみるのもお勧めだし、もちろんキヨサキ考案のゲーム『キャッシュフロー』をやってみるのもいい。

それぞれが自分に合ったやりかたで、目標に向かって学び続けよう。