コミュニケーションがキャッシュフローを生み出す

  1. キャッシュフローを改善する方法
  2. 2つのコミュニケーション技術

キャッシュフローを改善する方法

「人とコミュニケーションがうまくとれるようになればなるほど、そして、その相手が増えれば増えるほど、キャッシュフローは改善される」
(「金持ち父さんの投資ガイド上級編」(筑摩書房))

ロバート・キヨサキに対し、金持ち父さんがよく言っていた言葉の一つだ。

また、金持ち父さんは以下のようにも言っていたという。

「コミュニケーションがうまくとれるようになるには、まず人の心理を知る必要がある。他人が何によって動機づけられ、行動するかはだれにもわからない」

「話をする人はたくさんいるが、人の話に耳を傾ける人はほんのわずかだ」

「世の中にはすばらしい製品が山のようにあるが、お金はコミュニケーションをうまくとれる人のところに集まる」

2つのコミュニケーション技術

ロバート・キヨサキによれば、Bクワドラントでビジネスを始めるのなら、コミュニケーションに関する以下の2つの技術をマスターするのがオススメなのだそうだ。

第一に、恐怖心を克服し、断られても平気になること、そしてあなたの売りたい商品やサービスの価値について充分相手に伝えられる技術。

第二に、たくさんの人を前にして話をし、聴衆の関心を自分の話に引き付ける技術。

これらの技術を身に付け、コミュニケーションをうまくとっていかなければ、話が聞いてもらえなかったり物を売ることができなかったりして、ビジネスの成功が難しくなってしまう。

では、そうしたコミュニケーション能力はどこで養っていけばいいのだろうか?

キヨサキはこう書いている。

「私は1対1で物を売ることと、ある程度の人数の人の前で話すという2つの基本的技術から始めるよう勧める」

キヨサキ自身も実際に、ゼロックス社でコピー機の訪問セールスをやったり、パーティ司会者協会に入会して司会を務めたりしていたことがあるのだという。